日経サイエンスは米国の科学雑誌「SCIENTIFIC AMERICAN」の日本版です。
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日経サイエンス 2002年12月号
A4変型判
2002年10月25日発売
1,400円
(税込)
ノーベル賞の2人同時受賞には驚きましたね!
受賞の知らせと締め切りがほぼ同時だったので今年の編集作業も大変でしたが,3年連続,こういうことができるのは,科学で食べているものとして嬉しい限りです。今年も受賞した先生の業績をたっぷり紹介します。
今月号は「時間とは何か」の全号特集です。物理,哲学,生物学,脳科学,社会学などさまざまな角度から,時間の謎に迫ります。
2002年1月号から12月号の総目次つき!
■
2002年ノーベル賞
小柴昌俊氏/田中耕一氏 同時受賞
今こそ知の基盤確立を
池内了
(名古屋大学教授)
ノーベル物理学賞 小柴昌俊 東京大学名誉教授
素粒子と宇宙
解明の夢を後進につなぐ
カミオカンデが拓いたニュートリノ天文学
小柴昌俊氏 インタビュー(再録)
ノーベル化学賞 田中耕一 島津製作所ライフサイエンス研究所主任
小さな発見にひそむ大きな重み
■
特集 時間とは何か
プロローグ
時間とは何か
G. スティックス
時計の精度は向上し,生活のペースはどんどん速くなっているが,時間にまつわる根本的な謎はどれもまだ解明されていない。
宇宙論
時間はどのようにして始まったのか
佐藤勝彦
時間に始まりはあったのか。もしあったとすれば,それ以前の世界を問うことに意味はないのか。最先端の宇宙論はこの永遠の疑問に挑んでいる。
物理学
時は流れない
P. デイビス
変えようのない過去,明確な現在,そして未確定の未来──。私たちには時間が情け容赦なく流れていくように感じられる。しかしこうした「時の流れ」は一種の幻想にすぎない。
哲学
根底に横たわるジレンマ
G. マッサー
現代物理学を突き詰めていくと,いずれ時間は消えてなくなってしまう。哲学の知恵を借りれば,こうしたジレンマを回避できるだろうか?
タイムトラベル
タイムマシンの作り方
P. デイビス
時間旅行は荒唐無稽な絵空事では決してない。タイムマシンを作るのは容易ではないにしろ,おそらく可能だろう。物理学の統一理論をうち立てる手がかりにもなる。
時間表
瞬間から永遠まで
無限小とも見える短時間から,気の遠くなるような長さまで,時間はさまざまな単位に区切って表現される。その広がりを年代記ふうに追ってみよう。
生物学
生物がもつ4つの時計
K. ライト
楽しい時間があっという間にすぎるのはなぜか,夜型生活者が健康に悪いのはなぜか──生物に備わったさまざまな時計の研究から,これらの謎が解明されつつある。
脳科学
心の時間
A. R. ダマジオ
自分はいつ結婚して,いつ就職したのか──脳のある部分が傷つくと,体験した出来事が「いつ」だったのかがわからなくなり,順番に並べることもできなくなってしまう。
文化
ところ変われば・・・時間の社会学
C. エゼル
時間とは何か? その答えはそれぞれの文化の中にある。
歴史
時計年代記
W. J. H. アンドリューズ
古代の日時計から現代の原子時計まで時を計る技術は科学技術の発展とともに進歩をとげた。今日の時計はきわめて正確かつ複雑になっているが,より精度の高い時計を求める努力は今も続いている。
技術
究極の時計を求めて
W. W. ギブス
時計はどこまで時間を正確に刻めるのか。300万年に生じる誤差が1000分の1秒という水準を目指した研究が進んでいる。
ANTIGRAVITY
アインシュタインのホットなひととき
S. マースキー
仮説は実験で確かめられなければならないことを,偉大な理論家はきちんと心得ている。
■世界の研究室から
米国の研究環境が厳しい本当の理由
関根聡 米国ニューヨーク大学研究助教授
■サイエンス考古学
■地球 塩の旅
最終回
岩塩の市場
文・写真 片平孝
■いまどき科学世評
ノーベル賞を射んと欲すれば…
塩谷喜雄
■瀬名秀明の時空の旅
人類のはるかな足跡
ナビゲーター:馬場悠男
■パズリング・アドベンチャー
確実にもうかる投資法は?
デニス・シャシャ
■旅して発見!
米国の歴史を語るフーバーダム
W. W. ギブス
■動物のおしゃべり解読学
最終回
多様化を遂げた言語の未来は?
正高信男 京都大学霊長類研究所助教授
■WAVE
●
知財立国へ,研究者をどう処遇するか
●
ゲノムの次は糖鎖の解析
●
永久機関は不滅なのか?
■ブックレビュー
『言語の脳科学』
『ガラパゴス諸島』
連載 森山和道の読書日記 ほか
■掲示板
お断り:「TOPICS」と「素顔の科学者たち」は休みました。
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