★佳作4
「地震波動シミュレーション」
−震災の帯の再現へ向けて−
●東 貞成(ひがし・さだのり)
(財)電力中央研究所 我孫子研究所 地盤耐震部
●萩原 豊(はぎわら・ゆたか)
(財)電力中央研究所 我孫子研究所 構造部
●長澤幹夫(ながさわ・みきお)
(株)日立製作所 中央研究所 PS部
●鈴木芳生(すずき・よしお)
(株)日立製作所 中央研究所 PS部
●向出孝一(むかいで・こういち)
(株)日立製作所 大みか工場 汎用システム部
●山崎健一(やまざき・けんいち)
(株)電力計算センター
図1
図2
本作品は,1995年兵庫県南部地震時に神戸市街地で見られた「震災の帯」の現象を解明すべく,断層破壊によって生じる地震波動場の時間変化を三次元的に可視化したものである。地震波動場の計算は,基盤岩と堆積層からなる二媒質地下構造モデルに鉛直横ずれ断層を設定して行なった。可視化にはテンソルレンダリングという新手法を用い,独立6成分を持つ応力テンソル場を一つの画像として表現している(図1)。これにより,従来は可視化できなかった地震波のせん断応力の構造を輝く曲面としてとらえることができるようになった。また,堆積層での地震動増幅と干渉により,地表面では帯状の強震動域(図2の赤い部分)が堆積層側に出現することが示された。
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