★佳作7
「レイリー・テーラーの不安定問題の2次元数値解析」
●坂田雅美(さかた・まさみ)
埼玉大学大学院 理工学研究科流体力学研究室
静止した重い流体が軽い流体の上に水平境界面で接している状態は,力学的に不安定であり,浮力の差が生じるので流体は入れ換わる。この対流現象は,レイリー・テーラーの不安定問題として知られており,室内での換気や火災時の煙の流れ,河川の河口付近から上流に向かって侵入する海水の流れなどに見ることができる。2つの流体の接する密度境界面の初期形状の変化を明らかにし,複雑な流れの構造について考察することが,研究の目的である。ところが,解析では何の問題もなく感じられるこの現象を,実際の実験の中で理想的に再現させようとすると実は不可能に近い。流れが誘起される初期の瞬間を,より現実的な動きとして捉えるため,3Dグラフィック化を試みた。
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