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★佳作7
「東京都心部のヒートアイランド化現象の
シミュレーション――巨大熱塊の発生」

●神田 学(かんだ・まなぶ)
東京工業大学工学部開発システム工学科
●日野幹雄(ひの・みきお)
中央大学総合政策学部




 ヒートアイランド化の解明には実測や相似則に制約される模型実験よりは,数値シ
ミュレーションが有利な手段である。
 都の中心部(丸の内,霞が関,首都高速道,お堀,皇居)の,大気・植生・土壌中
の空気と水の流れ・熱・水分量の輸送方程式系を連立して数値的に(スーパー・コンピ
ュータSX2,CPU約10時間)解いた。未知数は11。信頼度が高いLES乱流モデル
を採用した。図化はAVS。
 日射により地表面が熱せられると,所々から小熱塊(プルーム)が発生し始め,そ
れらは成長とともに周りのプルームと融合合体して,遂には温度上昇の大きいアスフ
ァルト舗装の首都高速道上に壁のような巨大熱塊プルームが形成される。これを補償
する形で相対的に低温の冷気魂が下降する。