タグ : 観測問題

波動関数の収縮は 物理現象か?

一部の物理学者は,波動関数の収縮は実際に起こっている物理現象であり,測定可能な効果を伴っていると考えている。その1つに「連続的自発的局在化(CSL)」という考え方がある。CSLによると,波動関数の収縮はミクロ世界で絶えず … 続きを読む

カテゴリ 2019年8月号, 記事

特集:実験で迫る量子世界の深奥

この特集に収められた2編の記事は,両方とも常識的な物理の話ではないことを,まず断っておく必要がある。   1本目の「時空の量子化をとらえる」は量子重力の効果を検出する卓上実験の解説である。だが,少々この分野を聞 … 続きを読む

カテゴリ 2019年8月号, 記事

光子の逆説

波か、粒子か? その運命は,時をさかのぼって決まるのか──。    量子力学の世界は遠く離れた粒子がテレパシーで連絡し合ったり,未来に起こる出来事が遡って過去に影響しているかのように見える奇妙な現象にあふれてい … 続きを読む

カテゴリ 2012年3月号, 記事

ハイゼンベルクの不確定性原理を破った! 小澤の不等式を実験実証

「小澤の不等式」。数学者の小澤正直・名古屋大学教授が2003年に提唱した,ハイゼンベルクの不確定性原理を修正する式です。小澤教授は30年近くにわたって「ハイゼンベルクの不確定性原理を破る測定は可能」と主張し続けてきました … 続きを読む

カテゴリ 02科学ニュースから, きょうの日経サイエンス

投稿日 2012年1月16日

物理学を認識論にする

 今の物理学は,神の目線でできている。宇宙全体をあたかも外から見ているかのように,第三者的に記述する。宇宙物理学者の細谷暁夫は,そこに疑問を投げかける。「我々は宇宙の中にいる。宇宙を外から見るのではなく,まず宇宙を我々と … 続きを読む

カテゴリ 2010年4月号, 記事

存在確率マイナス1 天才アハラノフの予言

 物理学者アハラノフの名は知らなくても,「アハラノフ・ボーム効果」という言葉は聞いたことがあるかもしれない。1980年代に外村彰が観測し,ノーベル賞級の成果として注目を集めた。50年前にこの効果を,量子力学の黎明期を築い … 続きを読む

カテゴリ 2009年10月号, 記事

宇宙の未来が決める現在

 物理学の世界では知らぬ者のない物理学者ヤキール・アハラノフは,1988年,風変わりな提案をした。物質の量子力学的な状態を壊さずに,その状態を観測することができるというのだ。    量子力学によれば,物質は相反 … 続きを読む

カテゴリ 2009年10月号, 記事

エヴェレットの多世界

 携帯音楽プレーヤーやパソコンなど身の回りのエレクトロニクス機器はどれも,いまから100年ほど前に誕生した量子力学があってこそ可能になった製品だ。原子や分子,さらに小さな世界で起こる物理現象を記述するのが量子力学。そこで … 続きを読む

カテゴリ 2008年4月号, 記事