タグ : 自然保護

ピグミーの森

手つかずの自然を保護区を設けて守る一方,それ以外では自然資源を採取して経済発展を図る――そうした「持続可能な開発」の考え方は筋が通っているように思えるが,完全ではないようだ。アフリカで5万年以上前から移動生活を送り,森の … 続きを読む

カテゴリ 2020年8月号, 記事

旅する蝶 オオカバマダラ激減の真相

 毎年,何百万匹ものオオカバマダラが越冬地であるメキシコから夏の繁殖地である米国東部やカナダまで旅をする。この個体群の冬の個体数は激減しており,その原因は除草剤にあると考えられていた。オオカバマダラの繁殖に欠かせない植物 … 続きを読む

カテゴリ 2020年6月号, 記事

南米コロンビアの生物多様性 内戦終結で新たな課題

コロンビアは半世紀にわたる紛争のため自然が手つかずで残り,いまも豊かな生物多様性に恵まれている。内戦終結で開発が始まった現在,この貴重な財産を生かして持続可能な経済成長を図る試みが始まっている。

カテゴリ 2020年5月号, 記事

堤防に勝る近自然海岸

意外なことに,多くの場所では堤防よりも湿地のほうが自然災害から海岸線をうまく守り,建設費も安いことがデータから示された。米国の科学者は湿地を再建する技法をさらに改善し,それぞれの海岸に合わせた手法を開発している。こうした … 続きを読む

カテゴリ 2020年2月号, 記事

聖なる森と生きる インドのエコシステムピープル

インドでは古代から原始林の一部を地元民が神々の住みかとして保護してきた。そうした「聖なる森」は植民地時代の資源採取によって荒廃したが,まだ多数が残っており,新設される例もある。地域社会に生態学的利益をもたらすことが再評価 … 続きを読む

カテゴリ 2019年3月号, 記事

ゲノム編集はガラパゴスを救うか

ガラパゴス諸島はゾウガメなど独自の動物で有名だが,実はネズミをはじめ何百種もの外来種が侵入している。外来種の駆除は残酷な作業になる場合が多く,殺鼠剤の散布では家畜や子供を島外に移すなど住民の負担も大きい。より安全な方法と … 続きを読む

カテゴリ 2018年6月号, 記事

これでいいのか海洋保護区

生物多様性条約を批准ずみの各国は2020年までに自国の領海の10%を海洋保護区とすることで合意している。各国は指定を急いでいるが,その多くは漁業など海洋生物を害する活動がほとんど行われていない海域を指定しており,これでは … 続きを読む

カテゴリ 2018年6月号, 記事

ミャンマーのエコツーリズム

アウンサンスーチー氏が指導する新政権の発足に象徴されるように,ミャンマーの民主化が近年で急速に進んだ。政治的にも経済的にも世界から長らく切り離されてきたこの国は新時代を迎えている。ただ,国土の近代化に伴って懸念されるのが … 続きを読む

カテゴリ 2016年8月号, 記事

エコツアーに揺れるガラパゴス

ガラパゴス諸島への観光客が急増し,彼らが見に来た生物多様性そのものが脅かされている。1990年代初めに年間4万1000人だった観光客は2013年に初めて20万人を突破し,2015年には22万4000人を超えて記録を更新し … 続きを読む

カテゴリ 2016年6月号, 記事

大きな動物が感染症を抑制〜日経サイエンス2014年10月号より

病気を媒介する小動物が抑えられている    ゾウやガゼルなどの大型哺乳動物が絶滅に向かうと小動物が跡を継ぐと考えられてきた。そして小動物(ネズミが好例)が繁殖すると,病気を媒介するノミの数も増える。最近,このシ … 続きを読む

カテゴリ 2014年10月号, News Scan

グレート・バリア・リーフの嘆き

 オーストラリアの海洋学者J.E.N. ヴェロンはサンゴ研究の第一人者で,既知の種の20%以上は彼が発見して報告したものだ。彼の発見はまた,気候変動によって生じた海洋の温度上昇と酸性化がサンゴの白化と死滅にどうつながって … 続きを読む

カテゴリ 2014年10月号, 記事

飛び立ったコンドル復活計画〜日経サイエンス2012年3月号より

絶滅しかけていたコンドルが劇的な復活を遂げた。 定着を目指してハイテク利用の保護活動が続く    5年ぶりに自然に放たれたカリフォルニアコンドルは,砂岩の崖の上をためらいがちに少し跳びはね,ピンク色の長い首を伸ばして崖を … 続きを読む

カテゴリ 2012年3月号, News Scan

ジェーン・グドール チンパンジーと歩んで50年

 ジェーン・グドールがタンザニアのゴンベで野生チンパンジーの観察を始めてから50年がたった。それまでヒトだけが行うとされていた道具の使用や動物の個体間にも“個性”があるといった,当時の常識を覆すような研究を数多く発表して … 続きを読む

カテゴリ 2011年3月号, 記事

ニッポンバラタナゴを里山に戻す〜日経サイエンス2010年5月号

かつては西日本のかなりの地域で見られたニッポンバラタナゴ今や絶滅危惧種となったこの魚を里山に復活させる試みが始まった    近畿大学農学部の北川忠生講師を中心とする研究グループは絶滅危惧種のニッポンバラタナゴ( … 続きを読む

カテゴリ 2010年5月号, News Scan

象牙の密輸をDNAで追え

 アフリカで,象牙目的のゾウの密猟が後を絶たない。象牙の価格はここ15年で急騰し,最近の中国当局の発表では,小売り価格にして1kg当たり6500ドルに達した。象牙の国際取引は1989年にワシントン条約によって禁止され,い … 続きを読む

カテゴリ 2010年4月号, 記事