タグ : 脳

“パニック脳”を科学する

 試験やスピーチの際,あがってしまって頭が真っ白になった経験は誰しもあるはずだ。最近,そのメカニズムの解明が進んできた。物事がうまく運んでいる時,脳の前頭前野は私たちの浅ましい感情や衝動を抑える制御中枢として働いている。 … 続きを読む

カテゴリ 2012年7月号, 記事

動く遺伝子がつくる個性

 双子(一卵性双生児)の兄弟や姉妹が入れ替わって学校に行き,クラスメートの意表を突く行動に出て大騒ぎ……というような筋書きはお話としてはありそうだが,見かけはそっくりでありながら性格や個性がまったく違う場合が現実にもある … 続きを読む

カテゴリ 2012年6月号, 記事

Hidden Switches in the Mind / 脳とこころのスイッチ エピジェネティクス最前線

Matt is a history teacher. His twin brother, Greg, is a drug addict. (Their names have been changed to protect their anonymity.) Growing up in the Boston area, both boys did well in high school: they … 続きを読む

カテゴリ 2012年3月号, 英語で読む日経サイエンス

脳とこころのスイッチ エピジェネティクス最前線

 同じ遺伝子を持つ一卵性双生児でも,薬物依存症やうつ病などの精神疾患になる人とならない人がいる。その理由は何だろう?     ここ10年の研究で,環境が遺伝子の情報を変えることなく,その振る舞いを変化させる様々 … 続きを読む

カテゴリ 2012年3月号, 記事

脳科学が教える 学び上手にする方法

 読み書き計算がうまくできないと,普段の生活に何かと困る。ではもし赤ちゃんの頃,その子が将来,小中学校に上がって,そうした技能の習得にかなり苦労しそうなことがわかったとしたらどうか? 乳幼児は小中学生に比べても脳が柔軟。 … 続きを読む

カテゴリ 2011年12月号, 記事

知能の物理学

 動物(哺乳類)の脳は基本構造がほとんど同じで,脳を構成する神経細胞も同じようなもの。だとするとコンピューターになぞらえれば,脳は大きいほど高性能,つまり賢くなるのだろうか? 例えばイルカやゾウ,クジラの脳は人間の脳より … 続きを読む

カテゴリ 2011年10月号, 記事

身体を超えてつながる脳

 私たちは携帯端末やパソコンを使い,ネットを介して他人と結ばれている。しかし,将来はそうした装置を介さずに,つまり各人の脳どうしが直接,ネットで結ばれる「ブレイン・ネットワーク」が誕生し,脳内で生まれる知覚や感情を何十億 … 続きを読む

カテゴリ 2011年5月号, 記事

シミュレーションで解く脳の複雑性

 私たちの脳の中では数十億のニューロンが絡み合い,ネットワークを構成している。1つ1つのニューロンを見ると,長く伸びた軸索を通じて他のニューロンに接続し,電気信号を送り合っている。だが,これらのニューロンの活動から,どの … 続きを読む

カテゴリ 2011年4月号, 記事

眠りの効用〜日経サイエンス2011年3月号より

睡眠が脳の機能を回復させるのはなぜか 透明な熱帯魚を使った実験が疑問に迫る    睡眠の効用は当然に思えるが,睡眠が脳の活動を細胞レベルでどのように改善しているのかについては,長年にわたる科学議論がなお続いてい … 続きを読む

カテゴリ 2011年3月号, News Scan

女性は危機に際して結束する〜日経サイエンス2010年9月号より

「闘争か逃走か」は男だけ?    人間は危機に直面すると,それに立ち向かうか,あるいは逃れようとする,と考えられてきた。だが,この「闘争か逃走か」反応が当てはまるのは男性だけなのかもしれない。最近の研究で,女性 … 続きを読む

カテゴリ 2010年9月号, News Scan

浮かび上がる脳の陰の活動

 私たちの脳は,話をする,本を読む,といった意識的な仕事を行っているときだけ活動し,何もせずぼんやりしているときは脳もまた休んでいると考えられてきた。ところが最近の脳機能イメージング研究によって驚くべき事実が明らかになっ … 続きを読む

カテゴリ 2010年6月号, 記事

なぜヒトだけ無毛になったのか

 哺乳類のことを「けもの」「けだもの」ともいうが,これは「毛のもの」の意味だ。身体が毛で覆われているのは,哺乳類の特徴といっていい。ところが,私たち人間の皮膚は,ほとんどむき出しの状態だ。霊長類のなかで,毛皮がないのはヒ … 続きを読む

カテゴリ 2010年5月号, 記事

“頭をよくする薬”の現実

 米国では,認知機能改善薬に大きな関心が寄せられている。飲むだけで認識力や記憶力などの認知機能を高める薬だ。こうした薬はスマートドラッグや向知性薬,あるいは「脳のバイアグラ」などという名前で呼ばれることもある。大学生や企 … 続きを読む

カテゴリ 2010年1月号, 記事

知性の起源

 進化論を唱えたダーウィンは1871年に『人間の由来』の中で,人間と人間以外の動物の心の違いは「程度の差であって質の問題ではない」と述べた。後の学者たちも基本的にはこの見解を支持する立場を取っている。近年では,ヒトとチン … 続きを読む

カテゴリ 2009年12月号, 記事

DNAに見えた「人間の証し」

 ゲノムプロジェクトによって完全解読されたヒトとチンパンジーの全塩基配列。類人猿の中でも私たちに最も近いチンパンジーと比較すれば,両者を隔てる遺伝子の謎が解けるのではないか? 研究者ならずともそう期待する人は多いだろう。 … 続きを読む

カテゴリ 2009年8月号, 記事