タグ : 科学史

歴代受賞者の言葉で読む生命科学

 本誌の提携誌SCIENTIFIC AMERICANの創刊は1845年。14の言語で出版され,500万人以上に読まれている。世界の第一線で活躍する研究者,科学ジャーナリストが執筆した記事がほとんどでノーベル賞受賞者の寄稿 … 続きを読む

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審良静男:自然免疫の真の姿を明かす

 生物がウイルスや細菌などから体を守る免疫機構。大きく分けて「自然免疫」と「獲得免疫」がある。病原体が侵入すると,まず自然免疫が働く。人間にも,昆虫など下等な生物にもある仕組みだ。白血球の一種であるマクロファージ(貪食細 … 続きを読む

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飯島澄男:次代の産業の米,ナノチューブ

 「これはなんだ!?」 1991年,茨城県つくば市にあるNECの基礎研究所。アーク放電を起こした黒鉛(グラファイト)の電極を電子顕微鏡で観察していた飯島澄男主席研究員(当時)は,見たこともない形の結晶を目にして思わずこん … 続きを読む

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ブレークスルーの実現者 Part 2(物理学・化学編)

 日本は物理学,特に素粒子物理学の理論研究は伝統的に強い。現在の素粒子物理の理論的枠組みは「標準モデル」と呼ばれ,日本人のノーベル物理学賞受賞者7人のうち5人(湯川秀樹,朝永振一郎,南部陽一郎,小林誠,益川敏英)は,この … 続きを読む

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ブレークスルーの実現者 Part 1(生理学・医学編)

 日本は免疫学の層が厚い。生理学・医学賞を受賞した利根川進をはじめ,アレルギーの原因となる免疫グロブリンEを発見した石坂公成,インターロイキン6を見いだした岸本忠三と平野俊夫,インターフェロンβとインターロイキン2の遺伝 … 続きを読む

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プロローグ

 東日本大震災に福島第1原子力発電所事故,地球温暖化,社会の高齢化,新興国との経済競争の激化……。戦後約70年,日本は今,未曾有の困難な状況にある。21世紀,日本が豊かな国であり続けるためには,これまで以上に科学技術立国 … 続きを読む

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外村彰:ゲージ場の証拠を撮る

 真に美しい実験は,科学者の世界観を変える。美しい実験とは,重要な問題に誰もがわかる形で鮮やかに答え,疑問の余地のない実験だ。そんな実験は百の議論より雄弁に語り,心に深く浸透して,この世界についての基本認識を形作る。19 … 続きを読む

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山中伸弥:生命のプログラムを巻き戻す

 京都大学の山中伸弥は,生命科学と医療に革命を起こしつつある。1個の受精卵が多様な細胞に分化して手足や骨,皮膚,神経など様々な臓器や組織を作り,個体を形成するのが発生のシナリオだ。山中はこのシナリオを逆転させ,皮膚の細胞 … 続きを読む

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科学調査の輝き スコット南極探検隊

 今から100年前,ノルウェーのアムンゼン隊と英国のスコット隊は南極点一番乗り競争を繰り広げた。両隊はライバルが先行していないことを祈りつつ,ブリザード吹き荒れる白い大陸を進んでいった。一番乗りの栄誉はわかりやすいし,ア … 続きを読む

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新世界退化説と闘ったジェファーソン

 米国独立宣言を起草し,第3代大統領になったトーマス・ジェファーソンは博物学者でもあった。当時,欧州では「新大陸の生物は植物も動物も,さらには人間も弱くて発育が悪く退化している」とする新世界退化説が流布していた。ジェファ … 続きを読む

カテゴリ 2011年8月号, 記事

金属に刻まれた古の技術を探る

 刀鍛冶は,800℃近くに熱した刀身の,わずか数十℃の違いを肉眼で見分けている。その見極めが,日本刀の刃文に趣の違いをもたらす。日本の職人たちが長い歴史の中で培ってきたそのような伝統技術を,科学の言葉で解き明かす。それが … 続きを読む

カテゴリ 2010年7月号, 記事

2000年の眠りから覚めたギリシャの計算機

 「アンティキテラの機械」は紀元前2世紀のギリシャで作られたユニークな機械式計算機だ。1901年に発見されたとき,考古学者たちはその精巧さに驚いたが,本当の力を予想できた者は誰一人いなかった。    最新の撮像 … 続きを読む

カテゴリ 2010年3月号, 記事

盗まれた名声 海王星発見秘話

「この星は星図に載っていない!」   学生のダレスト(Heinrich Louis d’Arrest)が叫んだ。1846年9月23日の夜,ベルリン天文台のドームに響いたその声は,以来ずっと天文学界に … 続きを読む

カテゴリ 2005年3月号, 記事

ルネサンス絵画 リアリズムの謎

 西洋絵画の偉大な軌跡に思いを馳せると,ルネサンスの黎明期にきわめて興味深い変化が発生したことに気付く。1425年よりも前には,ほとんどの絵画は様式化され図式的ですらあったのに対して,それ以後の絵画ではまるで写真のような … 続きを読む

カテゴリ 2005年3月号, 記事

天才大比較 アインシュタインとニュートン

 科学史を振り返って,アイデアや独創性などすべての意味でアインシュタインと比較できる天才はニュートンくらいしかいないのではないだろうか。2人は既知の領域をきわめ,さらに先へと導く知性を持っていた。ニュートンは微積分法を発 … 続きを読む

カテゴリ 2004年12月号, 記事