タグ : 科学史

回顧を超えて 今なぜアインシュタインなのか

 一般相対論はニュートン物理学をひっくり返し,空間と時間の概念を再定義した。創出された新たな研究分野は今も活発に研究されている。またアインシュタインの思考は文化や芸術とも混合し,私たちの世界に消すことのできない無数の影響 … 続きを読む

カテゴリ 2015年12月号, 記事

巨大分類定理を継承 数学者たちの挑戦

数学に「群論」と呼ばれる一大分野がある。対称性(何かが一連の変換を経た後にもとと同じに見えること)を数学的に探究する学問で,素粒子物理学はじめ多くの科学分野の基礎となっている。この宇宙に見られる対称性が4つのカテゴリーに … 続きを読む

カテゴリ 2015年11月号, 記事

ラマヌジャンの予言

 ラマヌジャン(1887〜1920年)は伝説的なインド人天才数学者で,その直観的なひらめきから「インドの魔術師」の異名を取る。彼が書き残した謎めいた定理と規則の多くは正しいことがわかり,数学にまったくの新分野を切り開いた … 続きを読む

カテゴリ 2014年9月号, 記事

地動説への反論 科学者が革新的アイデアに慎重な理由

 コペルニクスの地動説は現在では常識だが,それまでの長年にわたる見方をひっくり返したため猛烈な反論を食らったことは有名だ。だが当時,実は宗教家だけでなく科学者たちも地動説を受け入れず,ガリレオが望遠鏡による天文観測を始め … 続きを読む

カテゴリ 2014年7月号, 記事

ノーベル賞受賞者が書いた化学の歩み

 今年もノーベル賞シーズンがやってきた。10月上旬の科学関連3賞の発表は見逃せないが,過去のノーベル賞研究を読み返してみるのも興味深い。ラジウムを発見したキュリー,導電性高分子の研究で白川英樹博士と共同受賞したマクダイア … 続きを読む

カテゴリ 2013年11月号, 記事

これが天才だ!/天才たちの系譜

  天才とは,そもそもどういう人のことをいうのだろうか? 天才について考えることは,最も魅力的な人々の歴史を呼び起こすことだ。天才とされる代表的な人物について,その業績と特徴を考察してみよう。ずぬけて創造的な人々の知性に … 続きを読む

カテゴリ 2013年6月号, 記事

最初のリプログラミング実験

 この記事は2012年のノーベル生理学・医学賞に決まったJ. B. ガードン博士がE. M. デ・ロバーティス米カリフォルニア大学ロサンゼルス校教授と共同執筆した記事の再録である。今回の最大の授賞理由となった体細胞核の遺 … 続きを読む

カテゴリ 2012年12月号, 記事

生命のプログラムを巻き戻す

 2012年のノーベル生理学・医学賞受賞が決まった京都大学の山中伸弥教授は,生命科学と医療に革命を起こしつつある。1個の受精卵が多様な細胞に分化して手足や骨,皮膚,神経など様々な臓器や組織を作り,個体を形成するのが発生の … 続きを読む

カテゴリ 2012年12月号, 記事

現代物理学の歩み 歴代ノーベル賞学者が書いた12本

 今年もノーベル賞のシーズンがやってきた。それに先だって毎夏,ノーベル賞受賞者がドイツ南部の風光明媚なリンダウに集い,世界から集まった若手科学者と意見交換する。今年は62回目で物理学がテーマだった。そこでSCIENTIF … 続きを読む

カテゴリ 2012年11月号, 記事

The Right Way to Get It Wrong / ウソから出た大発見

Perhaps more than any other profession, science places a premium on being correct. Of course, most scientists—like most living humans—make plenty of mistakes along the way. Yet not all errors are … 続きを読む

カテゴリ 2012年10月号, 英語で読む日経サイエンス

ウソから出た大発見

 昨年,素粒子ニュートリノが超光速で飛ぶという実験結果が発表されて大ニュースとなったが,誤りと判明した。実は約30年前にも似たような騒動があった。量子論の基本的性質を使って設計された「超光速通信機」なる装置の論文が学術誌 … 続きを読む

カテゴリ 2012年10月号, 記事

電子の生誕120年を祝う〜日経サイエンス2012年8月号より

ローレンツの電子論は古典物理学から現代的な物理学への架け橋となった   F. ウィルチェック(マサチューセッツ工科大学)    電子は現代のエレクトロニクス社会を支配しているが,そう遠くない昔には単なる概念だっ … 続きを読む

カテゴリ 2012年8月号, News Scan

冷戦下に生まれた生ワクチン

 冷戦時代,米ソ両超大国の人々は互いよりも恐ろしい,身近なところに潜む敵,ポリオがもたらす死の恐怖のなかで暮らしていた。当時のニュース映画は四肢がゆがんだ子供たちや,棺桶のような「鉄の肺」(呼吸補助装置)のなかに力なく横 … 続きを読む

カテゴリ 2012年7月号, 記事

トランシルバニアの恐竜男爵

 ホラー小説でトランシルバニア(ルーマニア西部)の有名人といえば吸血鬼ドラキュラ伯爵だが,古生物学者の間では,約100年前に恐竜男爵の異名を取ったノプシャ男爵の方がよく知られている。近年,恐竜研究の進展で,時代をはるかに … 続きを読む

カテゴリ 2012年1月号, 記事

よみがえったアルキメデス〜日経サイエンス2011年12月号より

長らく行方不明だった天才の著作が復元された    古代ギリシャの数学者,シラクサのアルキメデスについては多くのウソっぽい言い伝えがある。「エウレカ(ひらめいた!)」という表現を広めたとか,鏡を使ってローマ軍の船 … 続きを読む

カテゴリ 2010年12月号, News Scan