タグ : 科学と社会

透明化が社会に強いる進化

5億4000万年前の海で生物の多様性が急増した「カンブリア爆発」は,海の透明化に適応する爆発的進化だったという説がある。デジタル技術が現代社会をどう変えていくかを,これになぞらえて考察できる。太古の動物が体形や捕食者を欺 … 続きを読む

カテゴリ 2015年5月号, 記事

プライバシーをどう考えるべきか

米国家安全保障局(NSA)による個人情報収集を前職員のスノーデン氏が暴露し,NSAの手口が大問題になった。フェイスブックなどのソーシャルメディアを利用する際に自分のプライバシーを守るのはけっこう難しいし,テロ捜査など公共 … 続きを読む

カテゴリ 2014年11月号, 記事

政治家に見る反科学主義

 先の国政選挙では原子力発電への各党のスタンスが1つの注目点になった。また原子力発電所の再稼働をめぐって活断層をどう評価するかが大きなニュースとなっている。こうした科学や技術が密接にかかわる問題に対する正しい理解,科学リ … 続きを読む

カテゴリ 2013年3月号, 記事

パンデミックとバイオテロ リスク低減のジレンマ

 パンデミック対策か,それともバイオテロの防止か──東京大学の河岡義裕教授とオランダの研究グループが独立に行った実験の論文は,その公表の是非を巡って大論争を呼び起こした。内容は,高病原性の鳥インフルエンザウイルスH5N1 … 続きを読む

カテゴリ 2012年9月号, 記事

肥満社会の処方箋

 かつて赤痢やコレラは人々の命を奪い社会に損害を与える流行病として恐れられた。現在の先進国では別の病が蔓延している。肥満だ。米国では成人の1/3が肥満,さらに1/3が太り気味だ。肥満になると生産性が下がり,健康を損ねて医 … 続きを読む

カテゴリ 2011年5月号, 記事

気候科学が信頼を取り戻すには

 ジョージア工科大学の地球大気科学部長カリー(Judith Curry)は,ハリケーンや北極の氷のダイナミクスなど,気候関連の研究で知られてきた。しかしここ1年ほどは別の事柄で有名になっている。彼女の研究仲間の多くがいら … 続きを読む

カテゴリ 2011年2月号, 記事

科学を信頼していますか?

 地球環境やエネルギー,医療など,科学関連の政策決定が重要性を増している。多くの人々がノーベル賞受賞者の業績を讃え,科学や技術の発展を自国の誇りと感じる一方,科学への信頼性を揺るがす出来事も後を絶たない。   … 続きを読む

カテゴリ 2010年12月号, 記事

創造説のナンセンスな変異

 生物は進化したのではなく,クリエーターたる神が創造した……。米国では創造論者たちが依然として公立学校での進化教育に反対する運動を続けている。創造説を進化論に代わる信頼できる説であるかのように装い,「インテリジェント・デ … 続きを読む

カテゴリ 2009年4月号, 記事

世論調査より当たる? 大統領選を占う予測市場

 11月の米国大統領選を控え,「誰が次の大統領になるのか」が話題だ。アイオワ電子市場では,その予想を候補者ごとの証券として売買できる。民主党・共和党の大統領候補者選びではオバマやクリントン,マケイン“証券”が売り買いされ … 続きを読む

カテゴリ 2008年6月号, 記事

救援活動に科学技術を生かす

 今日,世界の災害現場や紛争地域で行われている救援活動でさまざまな先端技術が活躍している。例えば災害の規模を早く正確に把握したいとき,人工衛星と情報技術が被災地の画像を広範囲にわたって提供してくれる。さまざまな情報源から … 続きを読む

カテゴリ 2008年4月号, 記事

科学と宗教は対立するのか

 日本の読者には進化論を疑う人はほとんどいないだろうが,一神教の文化圏,特に米国では事情が異なる。知的存在が生命や宇宙を設計したとする「インテリジェント・デザイン説」の“信者”が少なからずいる。神が世界を創造したという「 … 続きを読む

カテゴリ 2007年10月号, 記事

悪用される科学

 化学物質や医薬品が健康に及ぼす危険性を解明することは,科学におけるとりわけ複雑な課題だ。人間に毒性物質を食べさせ,どのくらいの量でガンになるか調べるわけにはいかない。そのため動物実験をしたり,実際に何らかの危険物質にさ … 続きを読む

カテゴリ 2005年10月号, 記事