タグ : 神経伝達物質

右手型アミノ酸

 タンパク質を構成しているアミノ酸は20種ほどあり,ほとんどには光学異性体(鏡像異性体)が存在する。生物が作り出しているのはそのうち「左手型」で,例外は細菌が作っているアミノ酸くらい──というのが長年の“常識”だったが, … 続きを読む

カテゴリ 2013年9月号, 記事

脳にあふれる信号物質

 もしあなたが個々の分子を識別できるくらい小さくなって脳のなかに入り,時間を一瞬止めることができたら,脳細胞がシナプスを介して信号を伝えている様子が,この図の右端に描かれているように見えることだろう。脳がどのようにして感 … 続きを読む

カテゴリ 2011年8月号, 記事

ATPの意外なはたらき

 ATPはあらゆる細胞で使われているエネルギー分子だと,学校で習った人が多いだろう。私たちの生存に必要な代謝や細胞の活動のための燃料になっているのだ。だが,このATPが細胞から細胞へと重要な生体情報を伝えていることはあま … 続きを読む

カテゴリ 2010年3月号, 記事

鍛えるほど頭はよくなる 新生ニューロンを生かすには

 「○○で脳を鍛えよう!」テレビや雑誌やウェブではおなじみのフレーズだが,この一見怪しげな宣伝文句を裏付けるようなデータが最近の神経科学の研究から得られている。ラットやマウスの実験によると,新しいことを学習することで,海 … 続きを読む

カテゴリ 2009年6月号, 記事

激痛の原因を探る 片頭痛の新薬を目指して

 片頭痛は世界で3億人を悩ませる慢性疾患だ。1997年に日本で行われた頭痛に関する大規模な疫学調査(対象約4万人)では,日本人の8.4%が片頭痛患者と推定される。月に1~2回の頻度で激しい痛みに襲われる人が多いが,頭痛が … 続きを読む

カテゴリ 2008年11月号, 記事

麻酔の科学 脳に働くメカニズム

 現在使われている全身麻酔薬は,中枢神経に作用する薬の中でも最も強力なもので,危険を伴う場合もある。そのため,麻酔科医は患者や手術の内容に合わせて麻酔薬の投与量を調節し,手術中の不測の事態を回避するためにざまざまな機器を … 続きを読む

カテゴリ 2007年10月号, 記事

痛みを抑える 新薬開発の最前線

 現在使われている一般的な鎮痛薬は,何百年前の民間療法がもとになっている。アヘン剤はケシから,アスピリンはヤナギの樹皮から得たものだ。アスピリンの鎮痛効果には限界があり,激痛には効き目がない。アヘン剤はさらに強力な薬だが … 続きを読む

カテゴリ 2006年9月号, 記事

私たちはなぜ眠るのか

 「鳥だってするし,ハチだってする……」で始まる往年の米国のミュージシャン,コール・ポーターの『Let’s do it』の冒頭をアレンジすれば「ショウジョウバエもするし人間は必ずする」となるだろう。恋ではない … 続きを読む

カテゴリ 2004年3月号, 記事

特集:脳力増強の科学 究極の自己改善を目指して

 1990年代は研究プロジェクト「脳の10年」が遂行された時代だった。多くの進展があった一方で,非常に大きな課題がほとんど手つかずのまま残った。「意識とは何か」という問いだ。この謎解きにはあと100年かかるかもしれない。 … 続きを読む

カテゴリ 2003年12月号, 記事

イチョウの記憶増強サプリメント

 イチョウの葉の抽出物は記憶の衰えを防ぐ効果があるとされ,人気の高い健康食品のひとつだ。ドイツで痴呆症の治療にイチョウ葉エキスの使用が承認されているほか,米国でも現在,国立加齢研究所がアルツハイマー病の治療における有効性 … 続きを読む

カテゴリ 2003年8月号, 記事