タグ : 生物学

認識能力の起源を探る

私たちには生まれた時から,誰に教わらなくてもできることがたくさんある。顔の認識はその1つだ。赤ちゃんがまわりの大人の顔をじっと見つめるのは,目に映る景色の中から顔を検出できている証拠だ。顔認識のプログラムを内蔵したスマー … 続きを読む

カテゴリ 2019年7月号, 最新号の紹介, 記事

ヒヒの群れに探る社会的きずなの健康学

「アンボセリ・ヒヒ研究プロジェクト」は精密な観察手法を使って野生のヒヒの行動を50年近く記録してきた。そのデータから,幼少期の逆境体験があるヒヒは早死にする傾向があることがわかった。一方,群れのなかで他の個体と強いつなが … 続きを読む

カテゴリ 2019年7月号, 最新号の紹介, 記事

デンキウナギの必殺技

デンキウナギが獲物を電気ショックで気絶させることは昔から知られているが,その攻撃の仕組みや,電撃が獲物にどう影響しているのかといった詳細は謎だった。一連の実験によって,この動物が電場を使って獲物を検知し,追跡し,無力化す … 続きを読む

カテゴリ 2019年7月号, 最新号の紹介, 記事

絶滅したハワイの花 マウンテン・ハイビスカスの香りを復活

ある生物種の最後の個体が死んだら,その種は永久に失われる。だが絶滅生物の遺伝子は復活できることを,米国の新興バイオ企業の科学者たちが示した。100年以上前に絶滅したハワイの花の標本から香り物質を作り出す遺伝子を回収・復元 … 続きを読む

カテゴリ 2019年5月号, 記事

発生のバランス技〜日経サイエンス2018年12月号より

四肢が成長をそろえる仕組み   身体のつくりが左右相称な動物種は約4億年前から地球上に存在し,人間は自らの左右相称性に強い関心を抱いてきた。美の認識において対称性が重要であることや,両手足を左右に広げた人体を描 … 続きを読む

カテゴリ 2018年12月号, News Scan

都市が変える生物進化

カタツムリやタンポポ,魚など様々な生物が,驚くべき新たな方法で都市環境に適応しつつある。多くのケースで,その進化のスピードは自然環境で起こると思われる変化よりも速い。世界中の都市は同じような進化圧を呈しているので,そこに … 続きを読む

カテゴリ 2018年12月号, 記事

薬の効き目を左右する細胞内時計

 私たちの遺伝子の多くは1日の間に発現が周期的に増減している。一方で,広く用いられている100種類の薬のうち半数以上がそうした発現リズムのあるタンパク質を標的にしている。つまり,投薬時刻が薬の有効性にとって重要なのだ。薬 … 続きを読む

カテゴリ 2018年11月号, 記事

貝殻の数理 美しい形ができるまで

貝類は対数螺旋の渦巻きや規則的なトゲなど,数学的正確さを備えた複雑な形の殻を作り出している。だが,貝は数学など何も知らない。いったいどのようにして,これらの精巧なパターンを作り出しているのか? 数理モデルに基づく著者たち … 続きを読む

カテゴリ 2018年7月号, 記事

細菌テープレコーダー〜日経サイエンス2018年5月号より

CRISPRに着想を得た微生物メモリー   CRISPR(クリスパー)は強力なゲノム編集ツールの基盤として知られているが,そもそもは細菌がウイルスに対して使う防御システムだ。この精巧な天然の仕組みに着想を得たあ … 続きを読む

カテゴリ 2018年5月号, News Scan

グルテンなしの小麦?〜日経サイエンス2018年3月号より

アレルギーの人に安全な品種をゲノム編集で作出する試み   焼きたてのロールパンは夏の青空に浮かぶふわふわの雲のようだ。パンにそうした魅力を与えているのは,小麦やライ麦,大麦に含まれる「グルテン」というタンパク質 … 続きを読む

カテゴリ 2018年3月号, News Scan

バイオフィルムを退治する

細菌の集団はゼリー状の「バイオフィルム」を形成して自分たちを包み,身を守っている。排水管についたヌメリなどがバイオフィルムの例だが,体内や医療器具にバイオフィルムができてしまうと抗菌薬が効かなくなり,慢性感染症を起こす原 … 続きを読む

カテゴリ 2018年3月号, 記事

宇宙用のお役立ち酵母〜日経サイエンス2018年1月号より

排泄物を栄養やプラスチックに転換       宇宙旅行は身軽でなければならない。持っていく食料が少しでも多くなるとロケットの足を引っ張るうえ,必須の食料のなかには米航空宇宙局(NASA)が計画している … 続きを読む

カテゴリ 2018年1月号, News Scan

男女関係の神話

古典的な進化論的説明によると,男女の行動の違いは進化の過程で獲得した動物全般に見られる行動パターンを反映している。この見方によれば,多くのジェンダーギャップは“自然”だ。例えば男性は向こう見ずで多くの女性と関係を持ちたが … 続きを読む

カテゴリ 2018年1月号, 記事

性はXとYだけでは決まらない

生物学的性別の決定は,単に解剖学的特徴だけでなく,時を追って展開する遺伝的因子と化学的因子の込み入った振る舞いが関わる驚くほど複雑な過程だ。通常とは異なる性的発達をたどるインターセックスの人は,5アルファ還元酵素欠損症な … 続きを読む

カテゴリ 2017年12月号, 記事

男女の脳はどれほど違う?

男性の脳と女性の脳は明らかに違うと一般には考えられている。だが,テルアビブ大学の神経科学者ジョエルらが多数の脳画像を解析した新研究によると,ほとんどの人の脳は男性的な特徴と女性的特徴が入り交じったモザイクだと考えられる。 … 続きを読む

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