タグ : 生態学

シロアリとフェアリーサークル

シロアリは巣の近くの土壌を肥やして栄養価の高い植生を生み出し,それを通じて様々な動物を支えている。詳しいメカニズムは不明だったが,数理生態学の手法を用いてこの影響を示す数理モデルが作られた。シロアリは地形に大規模スケール … 続きを読む

カテゴリ 2019年2月号, 記事

温暖化で小さくなる動物

太古の化石記録から,環境が温暖化すると動物は小型化することが示されている。地球温暖化が進む現在,魚やヘビ,ヒツジ,チョウ,齧歯(げっし)類などに同様の小型化が見られる。原因は謎だったが,温度に応じて動物の代謝が変わった結 … 続きを読む

カテゴリ 2018年11月号, 記事

脱水状態の蚊はよく刺す〜日経サイエンス2018年10月号より

吸った血で渇きをいやしているようだ   蚊は世界で最も致死的な動物だ。伝染病を媒介することで,毎年世界で何十万人もの命を奪っている。メスの蚊だけが刺し,その血液のタンパク質を使って卵を作る。だが,この血液は暑く … 続きを読む

カテゴリ 2018年10月号, News Scan

狂乱のコルビナ産卵〜日経サイエンス2018年5月号より

この魚は海で最も大きな音を出す   コルビナという魚の繁殖行動はとても騒がしい。この魚は毎年,メキシコ沿岸に集まって産卵する。コオロギやセミ,カエルと同様,コルビナのオスもメスを惹きつけるシグナルとされる求愛の … 続きを読む

カテゴリ 2018年5月号, News Scan

外来魚の放流が壊す生態系

川や湖への魚の放流は自然を守り漁業資源の保全にもなるが,不用意に行うと生態系に悪影響を及ぼす。米国では釣りのためにマスやノーザンパイク,バスなどの魚が昔から放流されてきた。これらは成長が速く,多産で,針にかかったときに手 … 続きを読む

カテゴリ 2018年4月号, 記事

絶滅危惧種の移住を手助け 生物の引っ越し大作戦

ニュージーランドの岩の小島にすむムカシトカゲという爬虫類に異変が起こっている。このトカゲの性別は卵の段階で地面の温度によって決まり,涼しいとメスに,暖かいとオスになるのだが,地球温暖化のあおりでオスの比率が70%以上にな … 続きを読む

カテゴリ 2017年2月号, 記事

ミャンマーのエコツーリズム

アウンサンスーチー氏が指導する新政権の発足に象徴されるように,ミャンマーの民主化が近年で急速に進んだ。政治的にも経済的にも世界から長らく切り離されてきたこの国は新時代を迎えている。ただ,国土の近代化に伴って懸念されるのが … 続きを読む

カテゴリ 2016年8月号, 記事

エコツアーに揺れるガラパゴス

ガラパゴス諸島への観光客が急増し,彼らが見に来た生物多様性そのものが脅かされている。1990年代初めに年間4万1000人だった観光客は2013年に初めて20万人を突破し,2015年には22万4000人を超えて記録を更新し … 続きを読む

カテゴリ 2016年6月号, 記事

ゲノムから迫るサンゴ礁保全

 サンゴ礁は熱帯雨林と並ぶ生物多様性のホットスポットで,サンゴと褐虫藻という単細胞藻類の共生関係がサンゴ礁の生態系の基盤となっている。サンゴと褐虫藻,両方のゲノムがいずれも世界で初めて沖縄科学技術大学院大学(OIST)で … 続きを読む

カテゴリ 2014年10月号, 記事

特集 サンゴ礁の危機

 生物多様性のホットスポット,サンゴ礁が危機に瀕している。世界最大級のサンゴ礁,グレート・バリア・リーフはもちろん沖縄のサンゴ礁も例外ではない。大気中の二酸化炭素濃度上昇による温暖化は海洋の温度上昇をもたらし,海の酸性化 … 続きを読む

カテゴリ 2014年10月号, 記事

生まれ変わるアメリカグリ

 大きな栗の木の下で──という歌と同様に米国の人々に親しまれているのがアメリカグリという木だ。しかし,アジアから持ち込まれたクリ胴枯病菌によって20世紀前半の50年で30億本以上が枯死してしまった。これを再生するため,小 … 続きを読む

カテゴリ 2014年9月号, 記事

ハチのプラごみ再利用〜日経サイエンス2014年8月号より

都市部のハチは巣作りに活用している    ニワシドリは廃プラスチックを好む。ニワシドリのオスは色とりどりのプラスチックの破片を使って巣の外に手の込んだ求愛場所を作り,メスの気をひく。最近の研究で,別の生物もプラ … 続きを読む

カテゴリ 2014年8月号, News Scan

ラジャアンパットの挑戦 地元本位の海洋保護

 海洋の自然や生物多様性を保護するため,各地で海洋保護区域が設定され,漁業活動などが厳しく制限されている。しかし,保護区が海の資源を生活の糧とする地元住民に恩恵を与えているのかどうかは十分検討されてこなかった。インドネシ … 続きを読む

カテゴリ 2014年3月号, 記事

アグリバイオーム 微生物が作物を育む

 「緑の革命」に続く農業革命が実現するかどうかは,アグリバイオームと呼ばれる作物に共生する微生物集団をどう活用するかにかかっている。作物の重要な栄養素であるリン酸塩の吸収を手助けする真菌類,作物とともに厳しい生育環境に耐 … 続きを読む

カテゴリ 2013年12月号, 記事

一石二鳥 外来種のおいしい食べ方

 好ましくない動植物を人間が生態系に持ち込んだ結果,世界各地で外来種がのさばっている。どう対処するか? コネティカット州ニューヘイブンにある料理店「Miya’s Sushi」のシェフである著者は「食べてしまお … 続きを読む

カテゴリ 2013年12月号, 記事