タグ : 生化学

サソリ毒の秘密〜日経サイエンス2019年12月号より

危険な感染症の治療に使えそう   サソリを有益な動物だと思うことはまずない。だが,この蛛形類(クモの仲間)の毒から,ブドウ球菌や薬剤耐性結核菌の感染治療に有望な2種類の化合物が新たに分離された。   … 続きを読む

カテゴリ 2019年12月号, News Scan

フェイク尿の問題〜日経サイエンス2019年4月号より

偽物の尿サンプルを見破るには…    困ったことに,米国では詐欺師が医師をだましてヒドロコドンなどの鎮痛剤を処方してもらうために,商業的に売られている偽の尿が使われている。そうして得た薬は詐欺師が自分で乱用する … 続きを読む

カテゴリ 2019年4月号, News Scan

生命はいかに生まれたか?

 地球生命の存在は幸運な偶然なのか,それとも自然法則の必然の結果か? 新たに生まれた惑星に生命が出現するのは容易なことなのか,それともおよそ起こりそうにない事象が重なった末の奇跡的な結果なのか? 天文学から惑星科学,化学 … 続きを読む

カテゴリ 2018年9月号, 記事

The War on Slime / バイオフィルムを退治する

I love Yellowstone National Park. I have visited countries as far east as Japan, followed the footsteps of Romans, looked up at the Leaning Tower of Pisa, experienced volcanoes from afar and close up, … 続きを読む

カテゴリ 2018年3月号, 英語で読む日経サイエンス

バイオフィルムを退治する

細菌の集団はゼリー状の「バイオフィルム」を形成して自分たちを包み,身を守っている。排水管についたヌメリなどがバイオフィルムの例だが,体内や医療器具にバイオフィルムができてしまうと抗菌薬が効かなくなり,慢性感染症を起こす原 … 続きを読む

カテゴリ 2018年3月号, 記事

煙くさいワイン〜日経サイエンス2018年2月号より

山火事の煙がブドウを損なってワインの風味を落とすまで   Nagarjun Kandukuru 火であぶったオーク樽のなかで熟成させたワインは,かすかな煙の香りがしてとてもおいしい。だが煙のにおいが強すぎると風 … 続きを読む

カテゴリ 2018年2月号, News Scan

心臓の凍結防止〜日経サイエンス2018年1月号より

北極の生物にヒントを得た化合物で移植用臓器を長持ちさせる試み   生体組織を氷点下の温度に長時間さらすと,修復不可能な損傷が生じる。水分が小さな氷結晶に集中して細胞を破壊し,提供された臓器は移植に適さなくなる。 … 続きを読む

カテゴリ 2018年1月号, News Scan

プラスチックを食べる虫〜日経サイエンス2017年10月号より

ハチノスツヅリガの幼虫はポリエチレンを食べて分解する   世界で毎年3億トン以上のプラスチックが生産されている。そのほぼ半分がゴミ埋め立て処分場に行き着き,1200万トンは海を汚染している。いまのところプラスチ … 続きを読む

カテゴリ 2017年10月号, News Scan

ノーベル賞受賞者が書いた人体の働き

今年もノーベル賞の発表が近づいてきた。栄冠を射止めるのは誰か,日本人の受賞はあるのか,あれこれ予想するのも悪くはないが,ここは少し落ち着いて賞に残る現代科学の軌跡を振り返ってみよう。SCIENTIFIC AMERICAN … 続きを読む

カテゴリ 2014年11月号, 記事

シャーレに生える毛髪〜日経サイエンス2014年5月号より

実験室育ちの毛で育毛剤をテスト    英国にいる細胞生物学者のトービン(Desmond Tobin)は毎日,美容整形手術を受けた患者から臓器を採取している。ただし彼が求めているのは腎臓など人体に必須の臓器ではな … 続きを読む

カテゴリ 2014年5月号, News Scan

Mirror Molecules / 右手型アミノ酸

Irritate a male platypus during breeding season, and you may end up trapped by its stumpy hind legs, threatened by a set of sharp spurs that are armed with venom. The painful poison hobbles male com … 続きを読む

カテゴリ 2013年9月号, 英語で読む日経サイエンス

右手型アミノ酸

 タンパク質を構成しているアミノ酸は20種ほどあり,ほとんどには光学異性体(鏡像異性体)が存在する。生物が作り出しているのはそのうち「左手型」で,例外は細菌が作っているアミノ酸くらい──というのが長年の“常識”だったが, … 続きを読む

カテゴリ 2013年9月号, 記事

匂いで伝える人間フェロモン

 1971年,大学院に進んで間もない女子学生マーサ・マクリントックの論文がNature誌に載った。タイトルは「月経の同調と抑制」。彼女が通っていた名門女子大学の寮生の観察から,女性どうしが一緒に生活をしていると月経周期が … 続きを読む

カテゴリ 2012年1月号, 記事

死者に微笑みを〜日経サイエンス2009年10月号より

 死刑囚を無理やり笑わせる毒薬が実在するようだ。ギリシャの詩人ホメロスは,サルジニア(イタリア半島の西沖にある島)で行われていたとされる儀式殺人にちなんで,「サルジニアの笑い」という言葉を造った(英語のsardonic … 続きを読む

カテゴリ 2009年10月号, News Scan