タグ : 気候変動

現実になった懸念 温暖化による異常気象

猛暑の後は大型の台風が続いて甚大な被害が出るなど,最近の天気は散々だ。こうした極端気象の増加は世界的な傾向で,背後には地球温暖化がある。もはや自然に生じる変動だけでは説明できない。海水温上昇や大気中の熱と水蒸気の増加とい … 続きを読む

カテゴリ 2020年1月号, 最新号の紹介, 記事

氷が消える海

北極海では気温が上がると海氷が減り,海氷が減るとさらに気温が上がるフィードバック機構により,海氷減少と気温の急上昇が続いている。今後,地球温暖化の原因となる二酸化炭素の排出を一切やめたとしても,海氷減少は止まらず,今世紀 … 続きを読む

カテゴリ 2019年11月号, 記事

北極海争奪戦

北極海の海底について沿岸各国が権利を主張している。先行したのはノルウェーで,北極海海底の3区画に関するデータを2006年に大陸棚限界委員会(CLCS)に提出した。同委員会はこうした権利請求が科学的に適切かどうかを審査する … 続きを読む

カテゴリ 2019年11月号, 記事

にらみ合いの行方

今年3月,米国のB-52戦略爆撃機などが加わるNATO(北大西洋条約機構)合同軍事演習が行われていたノルウェー海上空の同じ空域に,ロシアの戦略爆撃機2機が侵入した。驚いたノルウェー軍は急遽,F-16でこれを追跡した。2機 … 続きを読む

カテゴリ 2019年11月号, 記事

特集:北極融解

北極圏は劇的に変化しつつある。北極海では海氷減少と気温,海水温の急上昇が続いている。今後も海氷減少は止まらず,早ければ2030年代後半には夏場の北極海から海氷がほとんどなくなる可能性がある。陸域では永久凍土の融解が進んで … 続きを読む

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雲研究者に聞く 映画に描かれた東京の異常気象

アニメーション監督,新海誠の新作『天気の子』で描かれるのは,未曾有の長雨という異常気象に見舞われた東京。新海監督は雲や雨,空の繊細な描写で定評があるが,今作では,雲研究者として知られる気象庁気象研究所の荒木健太郎博士が協 … 続きを読む

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特集 『天気の子』の空

新海誠監督の映画『天気の子』では未曾有の長雨に見舞われた東京が描かれている。映画はフィクションだが,現実世界において長雨や熱波など異常気象の増加と激化は,人類がもたらした地球温暖化が大きな要因であることがほぼ確実視されて … 続きを読む

カテゴリ 2019年10月号, 最新号の紹介, 記事

異常気象の多発を読み解く

ジェット気流が大きく蛇行すると,夏場の豪雨や熱波につながる。この蛇行パターンが停滞すると,そうした悪天候が何日も続く。ジェット気流の蛇行が大気の共振によってどのように増幅されて異常気象がさらに悪化するのか,量子力学で用い … 続きを読む

カテゴリ 2019年7月号, 記事

CO₂ 1兆トン除去は可能か

地球温暖化を1.5℃以内に抑えるには,二酸化炭素(CO2)の正味排出量をゼロにしても,もはや不十分だとみられている。今世紀中に1兆トンのCO2を大気から取り除く「マイナス排出」が必要だろう。最新の解析によると,空気からC … 続きを読む

カテゴリ 2019年4月号, 記事

温暖化で小さくなる動物

太古の化石記録から,環境が温暖化すると動物は小型化することが示されている。地球温暖化が進む現在,魚やヘビ,ヒツジ,チョウ,齧歯(げっし)類などに同様の小型化が見られる。原因は謎だったが,温度に応じて動物の代謝が変わった結 … 続きを読む

カテゴリ 2018年11月号, 記事

気候変動で広がる人獣共通感染症

動物とヒトで同じ病気を引き起こす「人獣共通感染症」の拡大が,気候変動によって加速されることがわかってきた。 アフリカで猛威を振るうリフトバレー熱は蚊が媒介するリフトウイルスが原因だが,病原体が発見された1931年以降,リ … 続きを読む

カテゴリ 2018年10月号, 最新号の紹介, 記事

とける永久凍土

本来は年間を通じて凍ったままの永久凍土が,北極の広い範囲で融解している。そこに含まれている動植物の残骸を微生物が分解すると,二酸化炭素とメタンが生じる。北半球の永久凍土は大気中に存在する炭素の2倍近い有機炭素を含んでいる … 続きを読む

カテゴリ 2017年4月号, 記事

エルニーニョを追跡する

エルニーニョが発生すると日本は暖冬・冷夏になるといわれる。太平洋の向こうでは,米国西海岸の冬は湿潤に,米国東北部は暖冬になるとされる。そうした傾向は確かなのだが,実際の天候パターンは必ずしも一貫しない。例えば2015年か … 続きを読む

カテゴリ 2017年2月号, 記事

絶滅危惧種の移住を手助け 生物の引っ越し大作戦

ニュージーランドの岩の小島にすむムカシトカゲという爬虫類に異変が起こっている。このトカゲの性別は卵の段階で地面の温度によって決まり,涼しいとメスに,暖かいとオスになるのだが,地球温暖化のあおりでオスの比率が70%以上にな … 続きを読む

カテゴリ 2017年2月号, 記事

シベリアの凍土から炭疽菌〜日経サイエンス2017年1月号より

広範囲の永久凍土が融解し,内部の微生物を環境に放出している   去る夏,シベリアの人里離れたヤマル半島で12歳の少年が炭疽症で死亡した。ほかに約100人がこの致死性の病気の疑いで入院し,少なくとも20人が炭疽症 … 続きを読む

カテゴリ 2017年1月号, News Scan