タグ : 昆虫

シロアリとフェアリーサークル

シロアリは巣の近くの土壌を肥やして栄養価の高い植生を生み出し,それを通じて様々な動物を支えている。詳しいメカニズムは不明だったが,数理生態学の手法を用いてこの影響を示す数理モデルが作られた。シロアリは地形に大規模スケール … 続きを読む

カテゴリ 2019年2月号, 記事

蚊と戦う

マラリアやデング熱,ジカ熱など,蚊が媒介する病気による死者は年間に世界で72万5000人を超える。その意味で蚊は地球上で最も致死的な生物といえる。気候変動とグローバリゼーションによって米国など先進国でも事態が悪化している … 続きを読む

カテゴリ 2018年11月号, 記事

2次元と3次元を旅する自然界のエッシャーたち

 エッシャーの《描く手》 は,紙に描かれた左右の手が立体化し,互いに相手を描いている,という摩訶不思議な作品だ。エッシャーの作品の中でも,特に人気が高く,よく展覧会のポスターや作品集の表紙に使われているので,記憶しておら … 続きを読む

カテゴリ 2018年8月号, 記事

若冲が描いた虫たちを語る

「このチョウは,翅の模様はアオスジアゲハで,あとの部分はカラスアゲハという,実際にはあり得ないチョウなんです」(倉谷滋)   ゾウやクジラからアリンコまで,膨大な種類の動植物を描き続けた江戸時代の絵師,伊藤若冲 … 続きを読む

カテゴリ 2017年10月号, 記事

トウモロコシを守れ ネクイハムシ との戦い

 ウエスタンコーンルートワームというネクイハムシは米国のトウモロコシ農家が最も恐れる害虫だ。このハムシの幼虫がトウモロコシの根を食べ,枯らしてしまう。「ビリオン・ダラー・バグ(10億ドル金食い虫)」と呼ばれるが,実際の被 … 続きを読む

カテゴリ 2017年9月号, 記事

昆虫の顔認識

 顔を見分けて個体を識別できるのは大きな脳を持つ動物に限られると考えられてきた。ところが近年,小さな脳しかない昆虫にも顔を認識できるものがあることがわかった。ある種のスズメバチやミツバチだ。アシナガバチというスズメバチの … 続きを読む

カテゴリ 2014年3月号, 記事

オレンジを襲うグリーニング病

朝食に添えられた1杯のオレンジジュースは気分を爽やかにしてくれるが,そのささやかな楽しみに危機が忍び寄っているのをご存知だろうか。世界のオレンジ大産地である米国のフロリダ州とカリフォルニア州に「カンキツグリーニング病」と … 続きを読む

カテゴリ 2013年7月号, 記事

浮気な働き者

 シタバチとランの花は対等な共生関係にあると,長らく信じられてきた。ランはシタバチに受粉を手伝ってもらう引き換えに香り成分を与え,オスのハチはそれを使ってメスを惹きつける。両者は「共進化」してきたと考えられてきた。しかし … 続きを読む

カテゴリ 2013年1月号, 記事

Ants and the Art of War  / アリ軍団の見事な戦法

The raging combatants form a blur on all sides. the scale of the violence is almost incomprehensible, the battle stretching beyond my field of view. Tens of thousands sweep ahead with a suicidal singl … 続きを読む

カテゴリ 2012年3月号, 英語で読む日経サイエンス

アリ軍団の見事な戦法

 アリは数百万匹も集まって1つの社会を形成し,複雑な活動を営んでいる。輸送や公衆衛生,作物栽培など様々な活動の中でおそらく最も興味深いのは戦争をすること。集団どうしが壊滅の危険を顧みず,激戦を展開する。アリの取る戦略が人 … 続きを読む

カテゴリ 2012年3月号, 記事

遺伝子組み換え蚊でデング熱を撲滅

 遺伝子操作によって飛べなくした蚊が,すでに何百万匹も野に放たれている。デング熱を媒介するネッタイシマカだ。交尾の機会をなくしてこの蚊を根絶し,デング熱の広がりを抑えるのが狙い。操作した遺伝子はジェームズとアルフェイとい … 続きを読む

カテゴリ 2012年2月号, 記事

擬態の達人たち

 自分の姿を木の枝や葉っぱに似せて捕食者の目を逃れる昆虫はよく知られているが,近年各地で視覚以外の感覚に訴える様々な“だましの達人”が発見されている。ある種のチョウの幼虫はアリの幼虫と同じような化学物質を放出してアリの巣 … 続きを読む

カテゴリ 2011年8月号, 記事

翔べ! 昆虫サイボーグ

 どこでも見かけるイエバエは航空工学の驚異だ。彼らがハエたたきをうまく避けて飛び回るのは,毎秒約200回にものぼる非常に高速な羽ばたきが一因である。この驚くべきスピードを実現するため,ハエは自身の体を巧みに利用している。 … 続きを読む

カテゴリ 2011年3月号, 記事

繭から紡いだ医用新素材

 かつて絹織物は極東からシルクロードを通ってヨーロッパに伝えられ,丈夫で美しいこの材料を使ってまばゆい衣服が作られた。現在のバイオ技術者は,カイコが紡ぎ出したこの天然タンパク質繊維に酵素や半導体を染み込ませる。こうして手 … 続きを読む

カテゴリ 2011年2月号, 記事

細菌によって変わる虫たち

 ミクロネシアのある島では,ある種のチョウの90%以上がメスだ。実は皆,ボルバキアという細菌に感染している。この細菌に感染すると,オスの卵はみな死んでしまい,メスだけが生き残るので,個体のほとんどがメスになってしまうのだ … 続きを読む

カテゴリ 2010年6月号, 記事