タグ : 天文遺産

野辺山ミリ波干渉計

 八ヶ岳山麓に広がる国立天文台野辺山キャンパスには,その前身の東京大学東京天文台時代に建設された2つの電波望遠鏡がある。1つは1982年に稼働,今も現役の口径45m望遠鏡。波長数mmの「ミリ波」を観測する単一アンテナの望 … 続きを読む

カテゴリ 2019年9月号, 記事

名大空電研1.5m太陽電波望遠鏡

東京大学東京天文台は明治から昭和にかけて日本の天文学をリード,現在の国立天文台の母体となっている。ただ第二次世界大戦直後に始まった電波天文学,特に太陽の電波天文学にはもう1つ源流がある。今はなき名古屋大学空電研究所,略称 … 続きを読む

カテゴリ 2019年6月号, 記事

6mミリ波望遠鏡

電波天文学は第二次世界大戦後に大発展した。1940年代後半の揺籃期,敗戦で荒廃した日本でも太陽の電波観測が始まった。だが,遠くの恒星や星雲からの微弱な宇宙電波の観測は,国力の違いがあり,欧米に約20年遅れで本格参入するこ … 続きを読む

カテゴリ 2019年5月号, 記事

電波望遠鏡 第1号

 八ヶ岳連峰を望む国立天文台の野辺山宇宙電波観測所。高原に点在する大小のパラボラアンテナの中に,棒状の金属部材で組み上げたモニュメントのような構造物が置かれている。その正体は終戦直後,日本の電波天文学の曙の時代に活躍した … 続きを読む

カテゴリ 2019年4月号, 最新号の紹介, 記事

写真天頂筒

国立天文台三鷹キャンパスの奥まった場所に,退役したカマボコ形の天文ドームがあり,歴史的な望遠鏡などを集めた資料館になっている。その一画に「写真天頂筒」というかなり変わった望遠鏡が現役時をほうふつとさせる姿で安置されている … 続きを読む

カテゴリ 2019年3月号, 記事

東京天文台1号官舎

『八甲田山死の彷徨』『孤高の人』などの山岳小説で知られる新田次郎は昭和30年代半ば,東京天文台(国立天文台の前身)の天文学者をモデルとした恋愛小説を書いた。ヒロインが「ロビンフッドでも出て来そうな森」と評した三鷹の天文台 … 続きを読む

カテゴリ 2018年11月号, 最新号の紹介, 記事

リーフラー時計

 国立天文台には身の丈ほどもある古風な振り子時計が3台,役目を終え眠りについている。ドイツのリーフラー社が製造したので「リーフラー時計」という。かつては,この時計の針の動きが日本の時刻のおおもと(日本標準時)だった。明治 … 続きを読む

カテゴリ 2018年9月号, 記事

三鷹国際報時所の門柱

国立天文台の三鷹キャンパスは面積が約26万m2と東京ドーム6個弱ほどの広さがある。前身となる東京大学東京天文台の敷地を受け継いでいるが,終戦直後まで,敷地の半分近くは「三鷹国際報時所」という別組織が使っていた。世界各地の … 続きを読む

カテゴリ 2018年7月号, 記事

アインシュタイン塔(下)

武蔵野の面影を今に残す国立天文台の三鷹キャンパスには戦前の東京帝国大学東京天文台時代に建てられ,現在は国の登録有形文化財になっている施設がいくつもある。中でも異彩を放つのが天文ドームを頂いた古びた塔で,「アインシュタイン … 続きを読む

カテゴリ 2018年6月号, 記事

アインシュタイン塔(上)

国立天文台三鷹キャンパスは武蔵野台地の南西縁となる国分寺崖線という約20mの崖を上ったところにある。その崖の近く,武蔵野の雑木林の面影を残す一角に天文ドームを頂いた古い塔がある。「太陽分光写真儀室」が正式名称だが,東京大 … 続きを読む

カテゴリ 2018年5月号, 最新号の紹介, 記事

ゴーチェ子午環(下)

近代天文学の黎明期,天球上の星の位置の精密観測は天文台の重要な業務だった。その観測を担った望遠鏡の1つが国立天文台三鷹キャンパスにある「ゴーチェ子午環」。東京大学東京天文台時代の大正時代末から昭和50年代末まで半世紀以上 … 続きを読む

カテゴリ 2018年4月号, 記事

ゴーチェ子午環(上)

国立天文台三鷹キャンパスの奥まった場所に100年近く前にできたとは思えない斬新なカマボコ形の天文ドームがある。ドームの主の古風な望遠鏡もユニークな姿で,長さ約3mの鏡筒の両側に大きな水車のような構造が見られる。仏ゴーチェ … 続きを読む

カテゴリ 2018年3月号, 記事

日本最初の理科年表

宇宙の果てから極微の素粒子まで森羅万象のデータを一般市民が手に取れる形でコンパクトにまとめた書物,それが「理科年表」だ。類書は他国にもあるが,暦から天文,気象,物理,化学,地学,生物,環境まで文字通り理科全般を網羅し,情 … 続きを読む

カテゴリ 2017年12月号, 記事

20cmトロートン望遠鏡

東京・上野にある国立科学博物館の日本館(旧本館)は昭和初期の重厚な建物だ。西側の正面にある吹き抜けの大ホールから南北に翼を広げる形で展示室が伸びている。南翼1階は天体望遠鏡や顕微鏡,地震計,時計などの技術の歩みを紹介する … 続きを読む

カテゴリ 2017年11月号, 記事

樺太国境を決めたバンベルヒ子午儀

 かつて東京大学天文学科の学生は古めかしい子午儀を使った実習に汗を流した。子午儀は,日周運動する恒星が子午線(天頂,天の南極と北極を通る大円)を通過する時刻を測定する子午線観測に特化した望遠鏡だ。国立天文台で天文遺産の保 … 続きを読む

カテゴリ 2017年9月号, 記事