タグ : 医療

子宮内膜症 ようやく始まった解明

子宮内膜症は本来なら子宮の内側にとどまっているはずの細胞がなぜか子宮以外の場所で増殖し,激痛や炎症をもたらす病気だ。約10%の女性がかかるとされるが,月経中の体調不良は軽視されがちで,見過ごされることも多い。痛みが始まっ … 続きを読む

カテゴリ 2019年1月号, 記事

バイオフィルムを退治する

細菌の集団はゼリー状の「バイオフィルム」を形成して自分たちを包み,身を守っている。排水管についたヌメリなどがバイオフィルムの例だが,体内や医療器具にバイオフィルムができてしまうと抗菌薬が効かなくなり,慢性感染症を起こす原 … 続きを読む

カテゴリ 2018年3月号, 記事

大規模調査で見えたカギ 生活習慣でリスク低減

適切な食事,定期的な運動,高等教育など,認知症の発症リスクを下げるとみられている要因はいくつもある。だがこれまで,個々の要因が発症リスクを低減させることを直接示す証拠はなかった。2010年,米国立衛生研究所(NIH)の専 … 続きを読む

カテゴリ 2017年8月号, 記事

難病と戦う細菌ロボット

遺伝子の異常のため,ある酵素ができずに高タンパク質食品に含まれる窒素をうまく代謝できない「尿素サイクル異常症」という病気がある。通常なら尿素として排出される窒素がアンモニアとなって血液中に蓄積し,重い症状を引き起こす。そ … 続きを読む

カテゴリ 2017年7月号, 記事

医療用アイソトープが足りない テクネチウム危機

テクネチウムという物質をご存じだろうか? テクネチウムは原子番号43の元素で天然にはほとんど存在しない。しかしテクネチウム99mという放射性同位体は医療画像の撮影に不可欠で,心臓や血管の障害,骨腫瘍などの診断検査に使われ … 続きを読む

カテゴリ 2017年6月号, 記事

新生児ゲノム検査の期待と不安

遺伝子解析技術が進歩し,新生児が抱える疾患を全ゲノム配列を調べて特定する検査が技術的に可能になった。近く経済的にも利用可能なものになるだろう。問題をいち早く特定して対処できる利点があるが,不確実性を伴う検査結果を知らされ … 続きを読む

カテゴリ 2017年6月号, 記事

うつ病治療に運動を取り入れる

運動が軽・中度のうつ病治療に有効であることを示す証拠が蓄積している。運動はストレスに対する生化学的な回復力を強め,新たな脳細胞の成長を促し,自己肯定を高める。精神疾患の背景にある遺伝的リスクを相殺する可能性さえある。逆も … 続きを読む

カテゴリ 2017年4月号, 記事

本庶 佑(京都大学名誉教授):免疫チェックポイント阻害剤に道

人間の体を守るべき免疫が,がん細胞にはどうして働かないのか。その謎を解き,がん細胞に対する免疫の働きを回復させる新たな治療薬が「免疫チェックポイント阻害剤」だ。この分野で先頭を走るのが本庶佑京都大学名誉教授(先端医療振興 … 続きを読む

カテゴリ 2016年8月号, 記事

坂口志文 (大阪大学特任教授):制御性T細胞を発見

自己免疫疾患は数多い。多発性硬化症やバセドウ病,Ⅰ型糖尿病など特定の臓器で発症するもののほか,関節リウマチや全身性強皮症など全身に症状が出る病気もある。いずれも本来,外敵だけを攻撃する生体防御の仕組みに異常が起き,自分の … 続きを読む

カテゴリ 2016年8月号, 記事

輸血問題に解決策〜日経サイエンス2015年9月号より

病原体を輸血血液から取り除く新技術を米国の血液バンクがこの夏に導入する   輸血による感染症を防ぐため,血液バンクは献血された血液に危険な病原体が混入しないよう手を尽くしている。しかしデング熱やチクングニア熱な … 続きを読む

カテゴリ 2015年9月号, News Scan

アルツハイマー病予防への挑戦

脳細胞が破壊されて記憶力が次第に低下し,身体機能も衰えていくアルツハイマー病。根本的な治療薬がない難病として知られるが,希望の光が見えてきた。コロンビアの神経科医がほぼ確実に遺伝性のアルツハイマー病を発症する家族集団を発 … 続きを読む

カテゴリ 2015年9月号, 記事

炎症を治すバイオエレクトロニック医薬

熱や圧力,光,化学物質にさらされると,体の器官がそれらのストレスに過剰反応するのを阻止するプロセスが開始される。脳と体の他の器官を結ぶ神経が伝える電気シグナルが,炎症を引き起こす免疫分子の産生を抑制している。体内に埋め込 … 続きを読む

カテゴリ 2015年6月号, 記事

難治性うつ病に効果 脳回路を再起動

 米国人の約17%は一生のうちのどこかで,「大うつ病エピソード」と呼ばれる精神症状に苦しむ。患者の最大20%は,薬物療法や電気けいれん療法など現在可能な治療法による効果が見られない。そのため脳深部に埋め込んだ電極で神経回 … 続きを読む

カテゴリ 2015年6月号, 記事

特集 脳刺激治療

 将来,体内に埋め込んだコンパクトな電気刺激発生装置で様々な病気を治療するようになるかもしれない。1つは炎症治療。私たちの体には炎症を防ぐ仕組みが備わっている。熱や化学物質などにさらされた場合,そうしたストレスに体が過剰 … 続きを読む

カテゴリ 2015年6月号, 記事

常識を変える 先端技術

 火力発電所から出る二酸化炭素(CO2)を地下深くにある多孔質の堆積岩層に送り込んで貯留する計画があるが,やがて漏れ出してくる恐れもある。だが,玄武岩の層に注入すれば,金属鉱物とCO2が反応して炭酸塩となり,永久に固定で … 続きを読む

カテゴリ 2014年6月号, 記事