タグ : 公衆衛生

国際比較:妊産婦死亡率

出産時に死亡する女性の数は幸い世界的に減少傾向にあるが,米国では上昇している。現在では1987年に比べて2倍に増え,毎年800人近い妊産婦が死亡している。最も衝撃的なのは人種による差が大きいことで,黒人女性が心臓の問題や … 続きを読む

カテゴリ 2019年11月号, 最新号の紹介, 記事

デング熱ワクチンの混迷 抗体依存性感染増強

毎年3億9000万人以上がデングウイルスに感染している。デングウイルスに初めて感染した人は大半が感染に気づかないが,再感染した場合には命を落とすことがある。デングウイルスへの再感染がなぜ初感染よりもはるかに致死的なものに … 続きを読む

カテゴリ 2019年9月号, 記事

特集:ワクチンの予想外の功罪

18世紀末以来,感染症を予防するワクチンは多くの命を救ってきた。確立した医療技術と考えられがちだが,従来の“常識”に反する効果が報告され,議論を呼んでいる。1つは生ワクチンが様々な感染症に対する広範な防御能力をもたらして … 続きを読む

カテゴリ 2019年9月号, 記事

Buzz Kill / 蚊と戦う

Humans have been locked in a struggle with disease-carrying mosquitoes for most of recorded history. With just two bites—one to pick up a pathogen and another to transmit it—the bugs have fueled c … 続きを読む

カテゴリ 2018年11月号, 英語で読む日経サイエンス

蚊と戦う

マラリアやデング熱,ジカ熱など,蚊が媒介する病気による死者は年間に世界で72万5000人を超える。その意味で蚊は地球上で最も致死的な生物といえる。気候変動とグローバリゼーションによって米国など先進国でも事態が悪化している … 続きを読む

カテゴリ 2018年11月号, 記事

温床と化す米国の大都市

米国の都市部では,A型肝炎やレジオネラ症などの感染症の罹患率が増加している。感染症は減少傾向にあると考えられてきたが,所得格差の広がりやインフラ老朽化などが原因で再び増加しているのだ。米国の現状をリポートする。 &nbs … 続きを読む

カテゴリ 2018年10月号, 記事

人類の健康診断

 先進国ではがんと生活習慣病,途上国ではいまもなお感染症が問題──という認識は概ね正しいものの,健康問題に関する多くの既存データは不正確または欠落しており,国別の比較が困難なものもある。そこで内科医で経済学者のクリストフ … 続きを読む

カテゴリ 2016年11月号, 記事

ポストエボラ症候群

西アフリカのエボラ出血熱に終息宣言が出た現在も,約1万7000人が「ポストエボラ症候群」と呼ばれる危機にある。リベリアでの調査によると,生還者の60%が目の問題を,53%が筋肉痛・関節痛を,68%が神経関連の問題を抱えて … 続きを読む

カテゴリ 2016年9月号, 記事

死をもたらす地下水 ヒ素汚染の恐怖

インドの多くの人々は飲料水を井戸水に頼っている。細菌で汚れた地表の水を避けるために掘られたものだが,地下深部にある天然のヒ素が溶け出し,人々の健康を害している。さらに,人口増に伴う水利用の急増によって地下帯水層の水流が変 … 続きを読む

カテゴリ 2016年6月号, 記事

デング熱ストッパー

昨年来,代々木公園周辺など国内での感染事例が発生したデング熱。もちろん日本だけの問題ではなく,世界保健機関によると世界人口の約半数が感染の危険にさらされている。ワクチンも治療法もないこの病気を抑える方法はウイルスを媒介す … 続きを読む

カテゴリ 2015年9月号, 記事

エボラ戦争

 待望のワクチンを目指して 西アフリカで昨年来続いているエボラ出血熱の流行は過去最大のアウトブレイクで,1月中旬までに2万1000人以上が発病し,8500人を超す死者が出ている。以前のアウトブレイクは散発的で幸いにして小 … 続きを読む

カテゴリ 2015年4月号, 記事

ポリオウイルス最後の隠れ家〜日経サイエンス2013年10月号より

「慢性排菌者」を見つけ出せない限り,ポリオ撲滅は達成できないだろう    過去10年ほど,世界のポリオ撲滅運動はモグラたたきゲームに似た最終局面にある。ウイルス根絶まであと少しに追い詰めたと思ったら,ひょっこり … 続きを読む

カテゴリ 2013年10月号, News Scan

特集:ポリオ制圧へ

 かつて猛威を振るった小児麻痺(ポリオ)は,ワクチンが奏功し,世界的に患者数が激減している。だが制圧には,もうひとつ大きな壁が立ちはだかる。経口生ワクチンからの撤退だ。生ワクチンの場合,まれな確率ではあるが逆にポリオを引 … 続きを読む

カテゴリ 2012年7月号, 記事

帰ってきたナンキンムシ

 ナンキンムシ(南京虫;トコジラミ)の「南京」は南京錠や南京豆と同様,海外から伝来した小さなものという意味合いが込められている。吸血性の寄生昆虫で,刺されると非常にかゆく,戦後しばらくまで日本人にもおなじみの存在だった。 … 続きを読む

カテゴリ 2012年5月号, 記事

タバコに放射性物質

 放射性同位体ポロニウム210は,多くの人が考えているよりもずっと身近なところにまで広がっている。世界で年間に6兆本近いタバコが吸われているが,その1本1本が少量のポロニウム210を肺に送り込んでいるのだ。  植物のタバ … 続きを読む

カテゴリ 2011年4月号, 記事