タグ : 免疫

遺伝子治療 再登板

薬ではとても治せない先天性の難病も根治可能な遺伝子治療は1990年代に大きな期待を集めたが,いくつかの臨床試験で副作用による死亡例が出るという悲劇が起こった。これは大きなブレーキになったが,基礎研究に立ち戻って原因を究明 … 続きを読む

カテゴリ 2014年9月号, 記事

エイズを発症しない人々を追う

 かつてはHIVに感染した人のほとんどがエイズを発症して命を落としたが,現在では抗HIV薬を服用すれば普通の生活を送れるようになった。あまり知られていないが,感染者の300人に1人の割合で抗HIV薬を使わずにこのウイルス … 続きを読む

カテゴリ 2012年10月号, 記事

特集:マイクロバイオーム 究極のソーシャルネット

 人体には,自身の細胞の10倍にも及ぶ細菌細胞が存在する。共生細菌や細菌叢,マイクロバイオームなどと呼ばれるこれらの細菌の集団は,複雑な生態系を構築して,私たちの健康に有用な役割を果たしていることがわかってきた。  この … 続きを読む

カテゴリ 2012年10月号, 記事

がんワクチン新時代

 現在の日本では男性の2人に1人,女性の3人に1人ががんになる。治療法は手術,抗がん剤による化学療法,放射線で病巣をたたく放射線療法の3つしかない。いずれの治療法も長年の改良で,効果はめざましく向上しているが,効なく命を … 続きを読む

カテゴリ 2012年1月号, 記事

ノーベル生理学・医学賞は自然免疫の研究に

2011年のノーベル生理学・医学賞は自然免疫に関する研究で,米スクリプス研究所のボイトラー(Bruce A. Beutler, 54),仏ストラスブールにある分子細胞生物学研究所のホフマン(Jules A. Hoffma … 続きを読む

カテゴリ きょうの日経サイエンス

投稿日 2011年10月3日

審良静男:自然免疫の真の姿を明かす

 生物がウイルスや細菌などから体を守る免疫機構。大きく分けて「自然免疫」と「獲得免疫」がある。病原体が侵入すると,まず自然免疫が働く。人間にも,昆虫など下等な生物にもある仕組みだ。白血球の一種であるマクロファージ(貪食細 … 続きを読む

カテゴリ 2011年11月号, 記事

最短距離でワクチンへ

 ワクチン実用化には長い年月と莫大な研究費が必要だ。数千人が加わる臨床試験で思わしくない結果が出て,開発が断念される場合もあり,そうなると患者にも製薬企業にも大きな失望を与えることになる。そんな危うい開発物語が過去のもの … 続きを読む

カテゴリ 2011年9月号, 記事

タスマニアデビルの伝染するがん

 怖そうな名前が付いているが,なかなかチャーミングな顔つきのタスマニアデビル。カンガルーと同様,お腹の袋で子どもを育てる有袋類だ。かつてオーストラリア大陸にも生息していたが,今ではその名前の通り,同大陸の南に位置するタス … 続きを読む

カテゴリ 2011年9月号, 記事

細胞ハイジャック 病原菌の巧みな戦略

 何万種もある細菌の多くは無害で,人間ともうまく共存している。これに対し,病気を起こす細菌はわずか100種程度だ。だが,その少数派の細菌に私たち人間は長い間苦しめられてきた。悪名高いペスト菌は,14世紀のヨーロッパで人口 … 続きを読む

カテゴリ 2010年5月号, 記事

熱ショックタンパク質をがんワクチンに

 新しく合成されたタンパク質がきちんとした立体構造をとるのを手助けしたり,ふさわしい場所に連れて行ったり──熱ショックタンパク質は細胞が高温にさらされたときに,とくに活発になるためにこの名がついたが,普段でも忙しく働いて … 続きを読む

カテゴリ 2008年11月号, 記事

細胞を支える掃除役 オートファジー

身体の健康を保つには,細胞の健康を維持することが重要かもしれない。細胞内の環境を改善し,機能を維持するのに「オートファジー」と呼ばれるシステムが大きな役割を果たしている。オートファジーは細胞の掃除システムであり,細胞内の … 続きを読む

カテゴリ 2008年8月号, 記事

細菌の減少がアレルギーを招く 崩れる現代人の免疫バランス

 近年,春先になるとテレビのニュースでは気象情報とともに「花粉飛散予報」が登場する。「明日は日本海に低気圧が進みます。このため,南から暖かい空気が入り,花粉の飛散がやや多くなる所がありそうです……」。街に出れば,ドラッグ … 続きを読む

カテゴリ 2005年5月号, 記事

脳の免疫系を担うミクログリア

 血液中にある白血球は,体を病気から守る免疫系の代表的な細胞 である。しかし,脳には白血球が入らないようになっている。脳に侵入できるのは,病気やけがなどで血管が損傷したときだけで ある。白血球の代わりに脳内で免疫防御を担 … 続きを読む

カテゴリ 1996年1月号, 記事