タグ : 健康

ヒヒの群れに探る社会的きずなの健康学

「アンボセリ・ヒヒ研究プロジェクト」は精密な観察手法を使って野生のヒヒの行動を50年近く記録してきた。そのデータから,幼少期の逆境体験があるヒヒは早死にする傾向があることがわかった。一方,群れのなかで他の個体と強いつなが … 続きを読む

カテゴリ 2019年7月号, 記事

日本でも進む「格差と健康」研究

貧困国どうしで比べると,国民の健康度は,平均所得が低いほど悪い。一方,先進国どうしでは,平均所得では差がつかず,社会における格差が大きいほど健康度が良くないことが知られている。では,国どうしではなく,個人レベルで見たらど … 続きを読む

カテゴリ 2019年5月号, 記事

減量手術が明かした 腸と脳の関係

重度の肥満を治療する「減量手術」は胃を切り詰めて体重減につなげるのだと考えられてきたが,それだけではないことが判明した。この手術を受けた人では,腸との情報交換に関与している脳領域の活動が活発になり,食欲そのものが変わる。 … 続きを読む

カテゴリ 2019年4月号, 記事

細胞内タンパク質を特定する顕微鏡〜日経サイエンス2019年2月号より

単一細胞の詳細をのぞき見る   個々のヒト細胞の内部でタンパク質がどう振る舞っているかを知れば,その細胞が生き続けるのか,死ぬのか,機能不全になるかどうかがわかるだろう。病気の早期警報になりうる情報だ。だが現在 … 続きを読む

カテゴリ 2019年2月号, News Scan

産後うつのメカニズム〜日経サイエンス2019年1月号より

通常の抗うつ薬とは異なる作用機序の新薬が臨床試験で好成績   米国では毎年約400万人の産婦のうち10~20%が産後うつになる。この症状は母と新生児の絆(きずな)を妨げ,子供の発達を青年期まで危うくする恐れがあ … 続きを読む

カテゴリ 2019年1月号, News Scan

子宮内膜症 ようやく始まった解明

子宮内膜症は本来なら子宮の内側にとどまっているはずの細胞がなぜか子宮以外の場所で増殖し,激痛や炎症をもたらす病気だ。約10%の女性がかかるとされるが,月経中の体調不良は軽視されがちで,見過ごされることも多い。痛みが始まっ … 続きを読む

カテゴリ 2019年1月号, 記事

運動不足と性格の変化〜日経サイエンス2018年8月号より

不活発な暮らしを続けると協調性が乏しくなるようだ   運動不足はかねて不健康と関係づけられてきたが,性格にも影響する可能性をうかがわせる証拠が増えている。以前の調査研究で,運動不足の人は4〜10年後に誠実性など … 続きを読む

カテゴリ 2018年8月号, News Scan

スマホは若者の心に有害か

 いまどきの10代はスマホを片時も手放さない。日に何度もチェックし,人と話している最中さえも気にしている。すっかり生活の一部となったスマホだが,若者たちの精神面や社会性に悪影響を与えているとの見方は根強い。若者を不安にし … 続きを読む

カテゴリ 2018年5月号, 記事

カロリー神話の落とし穴

摂取したよりも多くのカロリーを燃やせば体重を減らせるのだが,懸命に運動しても期待したほどの減量効果は得られない。なぜだろう? その理由がわかってきた。食べる量だけでなく,タンパク質や食物繊維など食物の組成が実際の摂取カロ … 続きを読む

カテゴリ 2017年12月号, 記事

傷ついたハートの修復〜日経サイエンス2017年10月号より

幹細胞を注入する臨床試験が進行中   心臓発作から数日後,生還した患者とその家族はとりあえずの危機が去ってほっと一息つくことができる。だが,その後の長期にわたる治癒過程で生じる瘢痕組織が恒久的なダメージをもたら … 続きを読む

カテゴリ 2017年10月号, News Scan

チップ上に月経周期を再現〜日経サイエンス2017年8月号より

女性の生殖器系の機能を模したオンチップ臓器が作られた   女性の生殖器系を調整している精妙なホルモンシグナル伝達を普通のシャーレ上に再現することはできず,女性の健康と生理学の研究は長らく遅れてきた。この問題を解 … 続きを読む

カテゴリ 2017年8月号, News Scan

この水は危険か? 米国のパーフルオロ化合物汚染

飲料水にパーフルオロ化合物(PFC類)が見つかる米国の自治体が増えている。PFC類は炭化水素の大半の水素原子をフッ素原子で置き換えた人工の化合物で,多くの消費財の製造に使われてきたが,動物実験で健康への影響が示唆されたこ … 続きを読む

カテゴリ 2017年8月号, 記事

医療用アイソトープが足りない テクネチウム危機

テクネチウムという物質をご存じだろうか? テクネチウムは原子番号43の元素で天然にはほとんど存在しない。しかしテクネチウム99mという放射性同位体は医療画像の撮影に不可欠で,心臓や血管の障害,骨腫瘍などの診断検査に使われ … 続きを読む

カテゴリ 2017年6月号, 記事

うつ病治療に運動を取り入れる

運動が軽・中度のうつ病治療に有効であることを示す証拠が蓄積している。運動はストレスに対する生化学的な回復力を強め,新たな脳細胞の成長を促し,自己肯定を高める。精神疾患の背景にある遺伝的リスクを相殺する可能性さえある。逆も … 続きを読む

カテゴリ 2017年4月号, 記事

血液がん治療に新手法の可能性〜日経サイエンス2017年3月号より

アミノ酸「バリン」が造血幹細胞に及ぼす影響に着目   白血病など「血液のがん」を治療するのに,特別の食事制限が利用される日がくるかもしれない。「バリン」という必須アミノ酸が造血幹細胞の生成に重要な役割を果たして … 続きを読む

カテゴリ 2017年3月号, News Scan