タグ : ニュートリノ

梶田隆章が語る宇宙・素粒子研究の未来

 2015年にノーベル賞を受賞した梶田隆章博士は,ニュートリノに質量があるために生じる「ニュートリノ振動」の発見で知られるが,現在は東京大学宇宙線研究所長としてニュートリノはもちろん,重力波や宇宙線,暗黒物質などの様々な … 続きを読む

カテゴリ 2016年11月号, 記事

素粒子で地球を透視

地球の中を直接見ることはできないが,地球内部を伝わる波,「地震波」を各地で観測して,その伝わり具合を詳しく調べることで地球の内部構造がわかってきた。実は地震波以外にも地球内部を通り抜けるものがある。ミュー粒子とニュートリ … 続きを読む

カテゴリ 2016年4月号, 記事

アイスキューブ 南極でニュートリノを捉える

 アイスキューブは南極点の氷床深部に建設されたニュートリノ観測施設だ。ニュートリノは物質粒子とほとんど相互作用しないので,通常は氷床中を素通りするが,氷を構成する原子核と,ごくまれに反応して発光現象が起きる。アイスキュー … 続きを読む

カテゴリ 2016年1月号, 記事

ニュートリノ望遠鏡が待つ次の超新星爆発

 見慣れぬ星が夜空に出現することがある。その正体は星の大爆発(超新星爆発)で,まばゆい光に先駆けて膨大な量のニュートリノを放出する。ニュートリノは物質とほとんど相互作用しない幽霊のような粒子で検出は非常に難しい。ところが … 続きを読む

カテゴリ 2014年7月号, 記事

宇宙の歴史を見る

 宇宙はニュートリノで満ちている。宇宙で最多の粒子は光子だが,ニュートリノはそれに迫る。太陽などの恒星のほか,地球のような惑星もニュートリノを放射し,超新星爆発の際は光でまばゆく輝くより数時間から数日も前にニュートリノが … 続きを読む

カテゴリ 2013年8月号, 記事

CPの破れとマヨラナ

 ヒッグス粒子の発見によって,素粒子物理学の標準モデルが存在を予想するすべての素粒子がそろった。ただその中で,まだ素性よくわかっていないものがある。どんな物体でも素通りする幽霊のようなニュートリノだ。ニュートリノは質量が … 続きを読む

カテゴリ 2013年8月号, 記事

ニュートリノで探る物質の起源

 ニュートリノは非常に風変わりな素粒子だ。私たちがよく知る電子やクォークなどに基づいて描き出された素粒子の一般的イメージを片端から壊しているように思える。ニュートリノは飛行中にその種類が変わり,軽くてすばしこく,検出する … 続きを読む

カテゴリ 2013年8月号, 記事

特集:ニュートリノ物理学

 万物に質量を与えるヒッグス粒子が2012年に発見され,その質量もわかった。これによって素粒子物理学の基本的枠組み「標準モデル」において,存在が予測された素粒子が全部そろった。しかしその中には,いまだに素性がよくわかって … 続きを読む

カテゴリ 2013年8月号, 記事

超光速ニュートリノが疑わしいわけ〜日経サイエンス2012年1月号より

多くの物理学者が懐疑的にみている    素粒子ニュートリノがアインシュタインの特殊相対性理論に反して超光速で移動している可能性があるとの結果が,去る9月に発表された。OPERAと呼ぶ国際共同実験チームが,スイス … 続きを読む

カテゴリ 2012年1月号, News Scan

超光速ニュートリノ?〜日経サイエンス2011年12月号より

特殊相対性理論を覆す実験データが発表されたが,真偽は明らかになっていない    素粒子ニュートリノが超光速で飛行するとの実験データを,日本を含む国際研究グループが発表した。「光より速いものはない」とするアインシ … 続きを読む

カテゴリ 2011年12月号, News Scan

幽霊粒子が大量に〜日経サイエンス2011年3月号より

新種のニュートリノが暗黒物質の正体か    ニュートリノは最もとらえにくい粒子で,人体も地球も特別に設計した検出器さえも,すべてを通り抜けてしまう。だが,「ステライルニュートリノ」という未確認の同類と比べれば, … 続きを読む

カテゴリ 2011年3月号, News Scan

日本を横断するニュートリノ

 見えない,聞こえない,感じられない。でも宇宙から大量に降りそそいでおり,私たちの身体を通り抜けている。ニュートリノはそんな不思議な粒子だ。 このニュートリノを茨城県の東海村で作り,日本の地中を横断させて,岐阜県の神岡町 … 続きを読む

カテゴリ 2010年10月号, 記事

ハイパーカミオカンデ構想

 日本は奥飛騨山中の神岡鉱山の地下に3つのニュートリノ研究施設を建設,この分野で世界をリードしてきた。    まずカミオカンデは超新星爆発によるニュートリノをとらえてニュートリノ天文学を開拓。後継のスーパーカミ … 続きを読む

カテゴリ 2010年8月号, 記事

T2K実験のニュートリノ 神岡で初観測〜日経サイエンス2010年5月号より

素粒子ニュートリノの未知の特性を探る国際共同のT2K実験東海村から発射されたニュートリノが計画通り,神岡で観測された    岐阜県神岡の地下1000mにある研究施設スーパーカミオカンデが2月24日,295km先 … 続きを読む

カテゴリ 2010年5月号, News Scan

南部さんと始まった研究人生

 戦後間もなく,素粒子論の新たな扉を開いた西島和彦氏が2009年2月15日に逝去された。1950年代初め,陽子や中性子が素粒子だと考えられていたが,奇妙な振る舞いをする粒子が続々発見された。西島氏は物質粒子が「ストレンジ … 続きを読む

カテゴリ 2009年5月号, 記事