タグ : サイエンス・イン・ピクチャー

顕微鏡がとらえた命の美

 美はそれを見る者の目に宿るのかもしれないが,ミツバチの目にも,ロブスターの卵にも,石化した木の表面にも存在する。「2008年オリンパス・バイオスケープ・デジタル画像コンペティション」(オリンパスアメリカ主催)への応募作 … 続きを読む

カテゴリ 2009年3月号, 記事

顕微鏡で見る細胞のきらめき

 歓喜のシーンも恐怖の光景も,私たちが視覚的に得る情報はたったひとつの経路から集められたものだ。網膜の細胞が光子をとらえ,これらの信号が脳に伝えられて,画像として解釈される。しかし肉眼の解像度を超えた小さな構造の場合,反 … 続きを読む

カテゴリ 2008年3月号, 記事

江戸時代の愛知博物誌 謎の古文書『張州雑志』をひもとく

 「自然の叡智」をメインテーマに掲げた愛知万博がいよいよ2005年3月25日から開催となった。異なる形ではあるが,時をさかのぼること約230年前,愛知県の豊かな自然と人々の暮らしを描き出そうとした未完の大著があった。内藤 … 続きを読む

カテゴリ 2005年5月号, 記事

美は細部に宿る 光学顕微鏡で見る世界

 この世界には尽きせぬ美がある。ただ,いつもはそれを見る手段がないので,気がつかないだけだ。そして,より多くのものを見ようとするなら,科学が素晴らしいテクニックを提供してくれる。光やレンズといった基本的な道具立てを工夫す … 続きを読む

カテゴリ 2005年4月号, 記事

中国大陸に恐竜を探る

 中国の恐竜研究が一躍脚光を浴びている。アジア最大級の恐竜化石や四肢に羽根を備えた「羽毛恐竜」の化石が見つかるなど,新発見が相次いでいるからだ。これら一連の研究をリードしてきた中国科学院・古脊椎動物古人類研究所の董枝明( … 続きを読む

カテゴリ 2004年8月号, 記事

米探査機 火星着陸

 米国の火星探査機マーズ・エクスプロレーション・ローバー1号が1月3日,火星表面に無人探査車スピリットを着陸させた。高性能カメラを積んだスピリットは火星の鮮明な画像を送り始めており,今後送られてくるデータから水の存在や生 … 続きを読む

カテゴリ 2004年3月号, 記事

虫の眼レンズで見た微小動物の世界

これから紹介するデジタルカメラの写真を初めて見る人は,よくある合成写真だと思われるかも知れない。しかし,間違えないで欲しい。これらの写真は全く画像処理を施していない。正真正銘,ある瞬間をそのまま切り取った写真だ。私の開発 … 続きを読む

カテゴリ 2001年8月号, 記事

原色の花が誘う南米の森

 ブラジルの大西洋岸はかつて深い森林に覆われていた。鬱蒼とした緑の広がりは140万km2に及び,その生物多様性はアマゾンに匹敵していた。このマタ・アトランティカ(大西洋岸の森)は,今日では小さな切れ端が残されているにすぎ … 続きを読む

カテゴリ 2000年6月号, 記事

古代エジプトの動物園

 動物園や美しく手入れされた植物園の歴史は,驚くほど古い。約5000年前,中東では文字が発明され最初の都市が造られた。歴史的に重要なその後の700年の間に,古代エジプトのファラオは名高いピラミッドを建造し,メソポタミアの … 続きを読む

カテゴリ 1999年11月号, 記事

胎児の体内を透視する

 ごく初期の人間の胎児の発達段階を詳しく調べることは,正常もしくは異常な発達がどのような過程でおきるかなどを知るために重要だ。これまでは,妊娠後8週間目以前の初期の胎児を調べるのは難しく,人間以外の動物で,正常な胚と,発 … 続きを読む

カテゴリ 1999年6月号, 記事

すばる望遠鏡がとらえた星空

 すばる望遠鏡が,その口径8.2mの大きな鏡で初めて星の光をとらえる「ファーストライト」を迎えた。望遠鏡は試験観測の最初の段階からきわめて良好に稼働し,土星などの惑星や銀河系内にあるオリオン星雲の姿を可視光と赤外線で鮮明 … 続きを読む

カテゴリ 1999年4月号, 記事

カムフラージュの達人 リーフィ・シードラゴン

 水は澄み,波は穏やかで,あたりは深い闇に包まれていた。私は同僚と一緒に船尾から夜の海に飛び込んだとたん,背筋がぞくぞくする感じに襲われた。水が凍るように冷たかったのは事実だが,高まる期待のためでもあった。ここはオースト … 続きを読む

カテゴリ 1999年3月号, 記事

命がけのクモの婚礼

 クモの雌は,交尾の後,相手の雄を食べてしまうことがある。雄は,攻撃をかわすため,様ざまな対抗手段をあみ出してきた。自分の牙で相手の牙を押さえ込んだり,糸でぐるぐるまきにしたり,食事に夢中になっているときに近づいたり…… … 続きを読む

カテゴリ 1999年2月号, 記事

微生物がつくるアート

 微生物のコロニー(集落)は,生命体という特別な構成「分子」によって,さらに複雑な形を作っていく。物理学者は,微生物の形づくるパターンが,生命のないものの形にしばしば似ているのを見つけて驚いた。  たとえば,枯草菌(こそ … 続きを読む

カテゴリ 1999年1月号, 記事

先人たちが見たミクロの世界

1674年にレーウェンフックは,手製の顕微鏡で,魂を奪われるような新しい世界を発見した。オランダのアマチュア科学者の彼は,湖のヘドロを観察していて,突然未知の生物に出会ったのだ。「極微動物がたくさん見える。水中でのその動 … 続きを読む

カテゴリ 1998年7月号, 記事