タグ : ゲノム

シクリッドの進化

ティラピアやエンゼルフィッシュを含むシクリッド科(カワスズメ科)の魚は2500種を超える。体形や色,行動も様々で,脊椎動物で最も多様性の大きなグループだ。この驚くべき多様化をもたらしたのは何なのか。近年に数種のシクリッド … 続きを読む

カテゴリ 2015年8月号, 記事

ゲノム科学を変えるCRISPR

 CRISPR(クリスパー)と呼ばれる新しいゲノム編集方法が生命科学に革命を起こそうとしている。生物のゲノムを改変する方法は1970年代から知られてきたが,DNA上の狙いの場所を切断して改変するためにその都度その配列に合 … 続きを読む

カテゴリ 2015年3月号, 記事

ゲノムから迫るサンゴ礁保全

 サンゴ礁は熱帯雨林と並ぶ生物多様性のホットスポットで,サンゴと褐虫藻という単細胞藻類の共生関係がサンゴ礁の生態系の基盤となっている。サンゴと褐虫藻,両方のゲノムがいずれも世界で初めて沖縄科学技術大学院大学(OIST)で … 続きを読む

カテゴリ 2014年10月号, 記事

特集 サンゴ礁の危機

 生物多様性のホットスポット,サンゴ礁が危機に瀕している。世界最大級のサンゴ礁,グレート・バリア・リーフはもちろん沖縄のサンゴ礁も例外ではない。大気中の二酸化炭素濃度上昇による温暖化は海洋の温度上昇をもたらし,海の酸性化 … 続きを読む

カテゴリ 2014年10月号, 記事

混血で勝ち残った人類

 ホモ・サピエンスは,アフリカのサハラ以南のある場所で誕生し,他の旧人類とは交配することなしに世界中に広がったというのが,アフリカ起源説だ。1990年代以降はこれが定説になっているが,旧人類と現生人類のDNAを詳しく比較 … 続きを読む

カテゴリ 2013年11月号, 記事

RNAの意外な働き〜日経サイエンス2013年2月号より

DNAからタンパク質への中間生成物ではなく,自ら遺伝子発現を制御している    ヒトのDNAを構成する約30億対の塩基のうち,タンパク質を作る遺伝子を構成しているものは,わずか1.2%だ。残りの部分は,これまで … 続きを読む

カテゴリ 2013年2月号, News Scan

チョコレートの木を救う

バナナ,パパイア,マンゴーなど食卓を彩る熱帯の果物。広い意味ではチョコレートもその1つだ。チョコレートは,熱帯で育つカカオの木の種子(カカオ豆)を発酵,乾燥させて作るココアがもとになっている。近い将来,チョコレートの需要 … 続きを読む

カテゴリ 2012年5月号, 記事

核内で動くゲノム

 ヒトゲノム,つまりDNAの形で保存された人間の設計図は,4種類の文字(塩基)で書かれた30億字の書物だ。その書物は24分冊からなり,各分冊を「染色体」という。すべての染色体は細胞の核の中に入っていて,細胞は必要となる部 … 続きを読む

カテゴリ 2011年5月号, 記事

人工細菌は生命を知る道具〜日経サイエンス2010年10月号より

人工ゲノムで生きる細胞を作れるようになった,基礎研究に大きく役立つだろう    今年3月末,人工的に合成された遺伝情報だけで生きている初の微生物がクレイグ・ベンター研究所(メリーランド州)の試験管内で増殖し始め … 続きを読む

カテゴリ 2010年10月号, News Scan

絶滅寸前だった初期人類〜日経サイエンス2010年6月号より

そのとき,世界人口はたった5万人ほどだった    100万年前に暮らしていた初期の人類は絶滅寸前だったらしい。古いDNA領域を調べた遺伝学研究によると,ホモ・エレクトスやホモ・エルガスター,原始的ホモ・サピエン … 続きを読む

カテゴリ 2010年6月号, News Scan

多様性の源 複雑な生物を生む力

 1859年,ダーウィンは『種の起源』を発表し,地球上のすべての生きものは1種あるいは数種の生命体の子孫であると提唱した。最初の生命がどのようにして現れたのかについては言及していない。ただ,生命の系譜がひとたび始まれば, … 続きを読む

カテゴリ 2009年4月号, 記事

SCIENTIFIC AMERICANが選んだ2007年のベスト50

 専門家もアマチュアの技術ウォッチャーにとっても,技術を楽観的に見すぎることは常に危険をはらんでいる。人工知能から空飛ぶ自動車まで,期待はずれになったものは少なくない。しかし時折,新技術が最も突飛な予想をも裏切らないこと … 続きを読む

カテゴリ 2008年2月号, 記事

ゲノムは誰のもの? 進む生命の特許化

 現在,ヒトゲノムには約2万4000の遺伝子があることがわかっているが,その約20%に1件以上の特許が付与されている。そのなかでも最大の特許所有者は米インサイト社で,ヒト遺伝子関連特許の10%を所有している。   … 続きを読む

カテゴリ 2006年6月号, 記事

理想のイネを求めて

 ゲノムを利用した品種改良にとって,いちばん重要なのは有用遺伝子の特定である。著者らは60年代に劇的な穀物増産を実現した「緑の革命」で主役となったイネ品種から半矮性(草丈が低くなる性質)遺伝子sd1を突き止めた。草丈が低 … 続きを読む

カテゴリ 2004年11月号, 記事

疾走する中国の頭脳

 日本では来年の4月から国立大学が法人化され,これまでとは違う厳しい生き残り競争にさらされるが,お隣の中国では国立大学や中国科学院傘下の研究所改革の波はすでに十数年前に始まった。研究者や大学,研究所が置かれている競争的環 … 続きを読む

カテゴリ 2003年9月号, 記事