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メッセンジャーお疲れさま〜日経サイエンス2015年5月号より

水星探査機が4年の任務を完遂

 

水星を周回する初の探査ミッションが終わりに近づきつつある。2011年3月に太陽系で最も内側にある惑星に到達して以来,探査機メッセンジャーは「水星に関する教科書と内太陽系の形成・進化の意味合いを丸ごと書き換えた」と,同機の主任調査員であるコロンビア大学のソロモン(Sean Solomon)はいう。メッセンジャーは3月末に燃料切れになる見込みで,水星の表面へと徐々に落下を始めるだろう。しかし技術チームは最近,メッセンジャーに蓄えられているヘリウムからあと2〜3週間分の推進力を搾り出す方法を見つけた。うまくいけば探査機を4月中旬まで延命できるかもしれない。

 


Image:NASA

 

この執行猶予期間に,表面から15km以内というかつてない近距離で水星を観測できるだろう。公式の任務はもうじき終了するが,これまでにメッセンジャーから届けられたデータは10テラバイトを超え,天文学者たちは今後数年間,水星の謎を解きほぐすのに大忙しになりそうだ。(続く)

 

続きは現在発売中の5月号誌面でどうぞ。

 

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