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ハイパーカミオカンデ実現へ一歩〜日経サイエンス2015年5月号より

国際共同研究グループが結成された

 

ニュートリノ物理学研究をリードしてきた実験施設スーパーカミオカンデの後継として構想されている「ハイパーカミオカンデ」の国際共同研究グループがこのほど結成された。日本を含む13カ国の研究者で構成,1月末に千葉県柏市で開かれた結成記念シンポジウムには100人以上のメンバーが参加した。また中核研究機関となる東京大学宇宙線研究所と高エネルギー加速器研究機構(KEK)素粒子原子核研究所は同構想の具体化に向け,協力して検討を進めるための覚書を取り交わした。ハイパーカミオカンデ実現への一歩となる。

 

 提供 ハイパーカミオカンデ研究グループ

 
 

スーパーカミオカンデの20倍

 

日本はカミオカンデで超新星ニュートリノを捉え,スーパーカミオカンデでニュートリノが質量を持つことを発見するなど,世界のニュートリノ研究をリードしてきた。ハイパーカミオカンデはその流れを受けて構想された。

 

カミオカンデ,スーパーカミオカンデと同様,神岡鉱山(岐阜県飛騨市)の地下深部に建設する予定だ。スーパーカミオカンデの10倍の50万トンの超純水を満たした巨大タンク(全長約250m,高さと幅は約50m)を2つ並べた構造。タンクの内壁に取り付けた超高感度の光センサー群で,飛来するニュートリノや極めてまれな素粒子反応などによって起こる発光を捉える。掘削する地下空洞と巨大タンクの基本設計は固まっており,光センサーの開発は最終段階だ。(続く)

 

続きは現在発売中の5月号誌面でどうぞ。

 

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