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プラスチックも石油離れ?〜日経サイエンス2006年11月号より

原油価格が高騰するなか,プラスチックの原料となる石油化学物質の価格も急騰している。そこで,石油に代わるプラスチック原料の製法を改善する研究が進んできた。植物が含むフルクトース(果糖)を5-ヒドロキシメチルフルフラール(HMF)に変え,ポリエステルなどの原料にする方法だ。
この反応は水中で行うが,不必要な副産物も一緒にできてしまう。純粋なHMFを得るには溶媒に再溶解させる必要があり,この溶媒が容易には気化しないため,製造コストがかさむうえに効率が悪くなっている。
これに対し,ウィスコンシン大学マディソン校の研究グループは一連の化合物を添加して副産物ができる反応を抑え,全体の収率を2倍の80%に上げることに成功した。さらに,化合物添加によって,沸点の低い溶媒が使えるようになり,最終生成物を得やすくなった。Science誌6月30日号に掲載。

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