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メタンの増加鈍る〜日経サイエンス2007年4月号より

 過去20年間で,大気最下層のメタン濃度は上昇した。しかし最近のデータによると,この温暖化ガス(二酸化炭素よりも量的には少ないが,分子あたり23倍の熱を捕捉する)の増加率は1998年から鈍っている。この小休止がメタンの放出の減少によるものであるのは確かだが,どの発生源がどのくらい減っているのかは特定できていない。

 有力な仮説の1つにソビエト連邦の崩壊がある。これによって地域のエネルギー利用が減少して炭鉱からのメタン放出が減ったほか,米の減産による放出減も考えられる。先のデータはGeophysical Research Letters誌2006年11月23日号に報告されたが,この傾向が続くかどうかは予測できないという。

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