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フンコロガシの献立変更〜日経サイエンス2009年6月号より

 フンコロガシなど糞玉を作るコガネムシが何を食べているかといえば,糞玉にほぼ決まり。糞は栄養分のある細菌を豊富に含んでいるため,80種以上のフンコロガシ類が同地域に生息している場合もある。ところがそうした環境では糞をめぐって激しい競争が生じ,ある種は掃除屋を廃業して捕食者に転向した。
 プリンストン大学にいるラーセン(Trond Larsen)らはペルーの密林を11カ月間にわたって赤外線カメラで撮影し,体長8mmの夜行性のフンコロガシDeltochilum valgumが自分の13倍もあるヤスデを捕食することを発見した。足をヤスデに巻きつけ,ノコギリのようなギザギザ頭を獲物の体節の間に押し込んで引き裂く。フンコロガシ類にしては頭が異様に細く,死骸に頭を突っ込んで内臓を食べるのに好都合だ。Biology Letters誌オンライン版1月21日号に発表。

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