カテゴリ : 2009年7月号

海洋地殻はこうして生まれる

 地球上の火山噴火のおよそ85%が,冷たく暗い海底で人知れず進行している。見えないとはいえ,この火山活動は非常に重要だ。世界の海を支えている厚さ約7kmの岩盤は,これらの海底火山が作り出している。    海底火 … 続きを読む

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サルが見た色の世界 色覚の進化をたどる

 日ごろ自分が目にしている色は他人にも同じように映っているのだろうか? それがヒトではなくほかの動物だったらどのように見えるのだろうか──その答えは網膜にある色覚用の光受容物質(視物質)を調べるとわかるかもしれない。   … 続きを読む

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戦争が生んだPTSDという社会現象

 戦闘を体験した兵士の3割は心的外傷後ストレス障害(PTSD)を発症するという,米国の“常識”は本当だろうか? 精神科医や心理学者のみならず,当の復員兵たちからも「過剰診断だ」との声が上がり始めた。    発症 … 続きを読む

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超大陸分裂と恐竜の進化

 南極大陸を東西に分ける南極横断山脈。氷の世界にそびえる岩山の1つ,カークパトリック山の標高4000mの山腹で,防寒着に身を固め,希薄な空気に苦しみながら岩を砕く男たちがいた。米オーガスタナ大学などからなる発掘調査隊の面 … 続きを読む

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The Dawn of Miniature Green Lasers / 緑色レーザーの夜明け

On a rainy Saturday morning in January 2007, Henry Yang, chancellor of the University of California, Santa Barbara, took an urgent phone call. He excused himself abruptly from a meeting, grabbed his c … 続きを読む

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暗黒エネルギーは幻か?

 宇宙は膨張している。これは1920年代に米国の天文学者ハッブルの観測で明らかになった。以来,宇宙膨張は減速していると考えられてきた。物質の重力によってブレーキがかかるので,膨張速度は徐々に小さくなると思われたからだ。 … 続きを読む

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蜂群崩壊症群 消えたミツバチの謎

 2007年から2008年にかけて米国では授粉用に飼育されているミツバチの3割以上が姿を消した。コロニー崩壊は徐々に起きていたが,これほど劇的な死滅は2007年冬が初めて。世界の農産物の1/3は養蜂家が育てたミツバチに授 … 続きを読む

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緑色レーザーの夜明け

 赤色域と青色域を発光できる半導体レーザーはあるが,緑色を出せるものはまだない。しかし,この「緑のギャップ」が早ければ今年中にも埋められる見通しが出てきた。カギとなるのは半導体レーザーを形成する新しい結晶基板だ。。  カ … 続きを読む

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インフルエンザ,エイズ,エボラ… 未知の感染症を防げ

 チンパンジーがアカコロブスというサルを狩り,その生肉や内臓を食べることは知られている。このようにチンパンジーなどの動物や人間の狩りが架け橋となって,ウイルスが獲物から捕食者に移動することがわかっており,エイズウイルス( … 続きを読む

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ネアカかネクラか〜日経サイエンス2009年7月号より

 よいことに気づいて喜ぶ楽観的な人と,悪いことを重く受け止めて悩む悲観的な人──人間はふつう,このどちらかに偏っている。あなたはネアカだろうかネクラだろうか。ある一般的な遺伝子変異が,そうした傾向の根底をなしているらしい … 続きを読む

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ボートを浮かべろ〜日経サイエンス2009年7月号より

 水を通すどころか,はじいてしまう金網を想像してほしい。あまりに撥水性が高いので,その金網で作った救命胴衣なら馬をも浮かすことができる──そんな金網を中国のハルビン工業大学の研究チームが作り出した。太さ200μmの銅線と … 続きを読む

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黙って増えろ〜日経サイエンス2009年7月号より

抗生物質の効かない耐性菌を打ち負かす新アイデアが登場仲間と“会話”できない変異体を増えるに任せる    米国では薬剤耐性黄色ブドウ球菌による死者数が年間約1万9000人にのぼり,HIV感染(エイズ)による死者を … 続きを読む

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ノイズで働く論理回路〜日経サイエンス2009年7月号より

 マイクロチップの集積度が上がるにつれて,熱ゆらぎや配線間のクロストーク(混信)などから避け難い電気的ノイズ(雑音)が生じてチップの機能を損なう恐れがある。しかし,この問題を「確率共鳴」によって回避できるかもしれない。ノ … 続きを読む

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虫下し〜日経サイエンス2009年7月号より

 薬草を見つけ出す能力は高度な脳を持つ生物に限られるとみられていた。例えば腸に寄生虫を抱えたチンパンジーは,毛の生えた葉をのみ込んで寄生虫を追い出す。しかしウェスリアン大学の研究者たちが,ある毛虫も病気を自分で治療するこ … 続きを読む

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ねえ,スイッチ入れて〜日経サイエンス2009年7月号より

脳の電気刺激が“セックスチップ”につながる可能性は?       食欲や性欲などの基本的な欲求を生み出している脳のシステムは何なのか──それを探るのが神経科学の大きな目標の1つだ。有名な生理学者オール … 続きを読む

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