カテゴリ : 2013年8月号

CPの破れとマヨラナ

 ヒッグス粒子の発見によって,素粒子物理学の標準モデルが存在を予想するすべての素粒子がそろった。ただその中で,まだ素性よくわかっていないものがある。どんな物体でも素通りする幽霊のようなニュートリノだ。ニュートリノは質量が … 続きを読む

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ニュートリノで探る物質の起源

 ニュートリノは非常に風変わりな素粒子だ。私たちがよく知る電子やクォークなどに基づいて描き出された素粒子の一般的イメージを片端から壊しているように思える。ニュートリノは飛行中にその種類が変わり,軽くてすばしこく,検出する … 続きを読む

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特集:ニュートリノ物理学

 万物に質量を与えるヒッグス粒子が2012年に発見され,その質量もわかった。これによって素粒子物理学の基本的枠組み「標準モデル」において,存在が予測された素粒子が全部そろった。しかしその中には,いまだに素性がよくわかって … 続きを読む

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創造する人類

人類が発明や芸術などの創造性を獲得した時期は,4万年前の後期旧石器時代の初頭であると従来考えられてきた。ヨーロッパにいたホモ・サピエンスが様々な石器や骨角器を作り始め,洞窟の壁に動物の絵を描いていたころだ。しかしこの10 … 続きを読む

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医薬研究は公正か?

 京都府立医科大学を中心に行われた高血圧症治療薬ディオバンの大規模臨床試験のデータに疑問の声が上がり,6本の論文が撤回された。データ解析に発売元である製薬大手の社員が関与し,それを開示していなかったことが明るみに出て,医 … 続きを読む

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宇宙への格安チケット

 民間の宇宙サービスといえば,かつては数千万円をポンと出せるお金持ちのための宇宙観光旅行というイメージだったが,今後は科学者のための席もできそうだ。宇宙へのアクセスを提供する民間企業が,確実に力をつけてきた。低軌道で数分 … 続きを読む

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尾を取り戻したイルカ

 フロリダ半島西岸,クリアウォーター海洋水族館にいるイルカの「ウィンター」はちょっとしたセレブだ。漁網に絡まって苦しんでいるのを救われたものの尾を失ったウィンターに人工装具の専門家たちが新しい尾を作ってやり,すっかり元気 … 続きを読む

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年輪は語る

 年輪は他の多くの生物体と同様,芸術家と科学者の想像力に語りかける。左の画像を撮影するため,コネティカット州在住の芸術家ギル(Bryan Nash Gill)はヤナギの倒木を輪切りにして磨いた後,断面を焦がして木目を際立 … 続きを読む

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チャウシェスクの子どもたち 育児環境と発達障害

 孤児院の養育環境は愛情に欠けている例が多いとされ,施設養育が実の親や里親による世話に遠く及ばないことを示す調査研究が1960年代からいくつかあった。しかし,そもそも里子に選ばれた子供は問題が少なく,問題の多い子が施設に … 続きを読む

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日経サイエンス 2013年8月号

物理学特集:ニュートリノ物理学   ニュートリノで探る物質の起源  M. ヒルシュ/H. ペズ/W. ポロド   CPの破れとマヨラナ  中島林彦 協力:川崎雅裕/横山将志(ともに東京大学) &nbs … 続きを読む

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