カテゴリ : 2012年12月号

気候変動の果て

 人類が排出する二酸化炭素などの温室効果ガスによって,地球は急速に温暖化している。気候変動の行き着く先には何が待っているのか。今から約1億年前,恐竜がかっ歩していた白亜紀が参考になる。このままのペースで温暖化ガスの排出が … 続きを読む

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睡眠者の殺人 意識と無意識の境界を問う

 睡眠中に妻を殺害して罪に問われた男性がいる。眠っていたのは妻の方ではなくて,手を下した本人がそう主張する。しかし,人を殺すことができたとすれば,その人はその時に起きていたというほかはないのではないか?実は,睡眠中の暴力 … 続きを読む

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量子の限界を覆す

 量子力学はかつて,限界を語る理論だと考えられていた。量子力学が支配する原子や電子などは,古典力学で慣れ親しんできたボールのようには扱えない。測定は不確定性原理によって制約を受け,起きる事象はランダムで制御できない。半導 … 続きを読む

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P対NP問題と知の限界

 答えを見つけるのは難しいかもしれないが答えがあっているかどうかは素早くチェックできる問題(ジグソーパズルのような問題)のことをNP問題,簡単に素早く解ける問題のことをP問題という。「素早く解けるP問題はすべて,答えを素 … 続きを読む

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人間は限界に挑む

 「ヒトは人類史の99%を,広大なサバンナで小さな狩猟採集集団を作って暮らしてきた」。人類学者と膝を交えて,人間の本性について語り合う機会があれば,きっとこのお決まりの話を聞かされるだろう。これは科学界で昔から言われてい … 続きを読む

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特集:「限界」を科学する

 私たち人間は限界を突破したいという衝動を持っているようだ。わかりやすい事例はスポーツ。今夏のロンドンオリンピックでは数多くの世界記録が更新され,「人類最速の男」ウサイン・ボルト選手らメダリストの活躍に人々は熱狂した。そ … 続きを読む

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細胞センサーとなるタンパク質解明

 光を感じて瞳孔を閉じる,花のいい匂いを感じてうっとりするなど,私たちの身体は絶えず,外界からの情報を捉えて反応している。その最初の一歩となるのが,細胞のセンサーとなる膜タンパク質だ。2012年のノーベル化学賞はそうした … 続きを読む

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量子力学の多重現象を操り,測る

 「超絶技巧」「他の追随を許さない」「最も美しくクリーン」──2人の実験には,いつもこんな形容詞がついて回る。ノーベル物理学賞の受賞が決まった米国立標準技術研究所のワインランド(David Wineland)博士と,フラ … 続きを読む

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最初のリプログラミング実験

 この記事は2012年のノーベル生理学・医学賞に決まったJ. B. ガードン博士がE. M. デ・ロバーティス米カリフォルニア大学ロサンゼルス校教授と共同執筆した記事の再録である。今回の最大の授賞理由となった体細胞核の遺 … 続きを読む

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ガードンから山中へ

 動物の身体は,もとをただせば1個の受精卵だ。これが分裂を繰り返し,皮膚,心臓,神経など,特定の形と機能を持った細胞に分化して成熟する。このプロセスの中で,細胞は不要な遺伝子を捨てていくのか,それとも持ち続けているのか? … 続きを読む

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2012年ノーベル賞 山中伸弥京大教授 iPS細胞で栄誉

 山中伸弥京都大学教授に2012年のノーベル生理学・医学賞が授与されることが決まった。身体の細胞がたどってきた分化のプログラムを巻き戻し,かつて受精卵がわずかに分裂した胚だった時のようにどんな細胞にもなることができる人工 … 続きを読む

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緊急特集:山中伸弥京大教授がノーベル賞受賞

 山中伸弥京都大学教授が生み出したiPS細胞は医学と生物学の世界に革命を起こし,山中教授には2012年のノーベル生理学・医学賞の栄誉がもたらされた。臨床応用はこれからなので,受賞は少し先との見方もあったが,基礎科学へのイ … 続きを読む

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日経サイエンス 2012年12月号

ノーベル賞 2012年ノーベル賞 山中伸弥京大教授 iPS細胞で栄誉  古田彩   生理学・医学賞 緊急特集:山中伸弥京大教授がノーベル賞受賞   生命のプログラムを巻き戻す  鹿児島昌樹   … 続きを読む

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生命のプログラムを巻き戻す

 2012年のノーベル生理学・医学賞受賞が決まった京都大学の山中伸弥教授は,生命科学と医療に革命を起こしつつある。1個の受精卵が多様な細胞に分化して手足や骨,皮膚,神経など様々な臓器や組織を作り,個体を形成するのが発生の … 続きを読む

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