カテゴリ : 2011年3月号

もうひとつの量子コンピューター/ボース・アインシュタイン凝縮で計算

 計算とは何だろうか? それは何らかの物体の物理状態で表した,情報という名の物理量を変化させていくプロセスだ。従って,どんな計算が可能かを決めるのは数学ではなく物理法則である。物理学が発展し,新たな物理現象が見つかったら … 続きを読む

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翔べ! 昆虫サイボーグ

 どこでも見かけるイエバエは航空工学の驚異だ。彼らがハエたたきをうまく避けて飛び回るのは,毎秒約200回にものぼる非常に高速な羽ばたきが一因である。この驚くべきスピードを実現するため,ハエは自身の体を巧みに利用している。 … 続きを読む

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幾何学で迫る究極理論

 2007年,著者の1人である物理学者のリージは,その年に最も多く語られることとなった1編の論文を発表した。物理学の新たな統一理論「E8理論」の提唱だ。彼がサーファーとしての生活も送っていることもあって,その論文はThe … 続きを読む

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血の通った化石

 古代の化石は硬い鉱物の塊で,かつてその動物を作っていた細胞やタンパク質などは,長い年月のあいだに分解してなくなっていると言われていた。ところがこの定説を覆して,数千万年前の恐竜化石から血管や爪の一部などが見つかった。 … 続きを読む

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ウェブを殺すな

 1990年に筆者の手によって生み出されたワールド・ワイド・ウェブは,20年たった今日,すっかり私たちの日常に根を下ろした。ちょうど電気のように,いつでもそこにあって,必要な時にはすぐにつながるのが当然だと思われている。 … 続きを読む

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幻覚剤を医療に

 マジックマッシュルームに含まれるシロシビンをはじめとする幻覚剤は脳に働きかける。これを摂取すると,通常は厳しく長い修行を経て経験するような神秘的な体験を味わえる場合がある。この作用について,おもに1960年代に盛んに研 … 続きを読む

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ジェーン・グドール チンパンジーと歩んで50年

 ジェーン・グドールがタンザニアのゴンベで野生チンパンジーの観察を始めてから50年がたった。それまでヒトだけが行うとされていた道具の使用や動物の個体間にも“個性”があるといった,当時の常識を覆すような研究を数多く発表して … 続きを読む

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生命の美

 自然は倍率に応じてまるで異なって見える。生物の構造では,その多様性が特に著しい。そこでは物質が絶えず新たな配置に組み上がり,科学装置の力を借りてそれを見る者に,限りなく多様な光景を提供してくれる。    だか … 続きを読む

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新発想 やわらか頭のアイデア集

 テクノロジーは身の回りの至る所に存在し,次々に不可能を可能にしてきた。そして,ときとして社会に計り知れないほどの影響力を持つ発明やアイデアが登場する。それは歴史の流れを「~前」と「~後」に分けてしまうほどに不連続的な大 … 続きを読む

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Blood from Stone / 血の通った化石

Peering through the microscope at the thin slice of  fossilized bone, I stared in disbelief at the small red spheres a colleague had just pointed out to me. The tiny structures lay in a blood … 続きを読む

カテゴリ 2011年3月号, 英語で読む日経サイエンス

骨を中心に病気を見直す新しい概念の提唱へ:高柳広

運動機能を支える硬い組織の骨と体内を縦横に巡る免疫細胞 この2つの密接な結びつきを明らかにした骨免疫学の第一人者が 骨を中心とした全身制御系という新たな概念を提唱する      骨といえば,身体を支え … 続きを読む

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真空調理法の科学〜日経サイエンス2011年3月号より

従来の加熱とは物理的に大違い    近ごろの高級レストランでミディアム・レアのステーキを頼み,出てきた肉をナイフで切ると,中心だけでなく肉の端から端まで完璧な淡紅色で,茶色いのは外側のほんの一皮だけ,という切り … 続きを読む

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眠りの効用〜日経サイエンス2011年3月号より

睡眠が脳の機能を回復させるのはなぜか 透明な熱帯魚を使った実験が疑問に迫る    睡眠の効用は当然に思えるが,睡眠が脳の活動を細胞レベルでどのように改善しているのかについては,長年にわたる科学議論がなお続いてい … 続きを読む

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あなたのがんは何歳か?〜日経サイエンス2011年3月号より

膵臓がんは致命的になるずっと前に変異が起きている早期発見によって対処が可能だ    膵(すい)臓がんと診断された患者の5年生存率はたったの5%だ。こうまで予後が悪いのはなぜなのか長年の謎だったが,最近の研究で, … 続きを読む

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幽霊粒子が大量に〜日経サイエンス2011年3月号より

新種のニュートリノが暗黒物質の正体か    ニュートリノは最もとらえにくい粒子で,人体も地球も特別に設計した検出器さえも,すべてを通り抜けてしまう。だが,「ステライルニュートリノ」という未確認の同類と比べれば, … 続きを読む

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