カテゴリ : 記事

テロメアとガン

 染色体末端にあるテロメアDNAは単純なヌクレオチド配列の繰り返しであり,複製による染色体の短縮や他の染色体との融合を防ぐ役割をしている。    テロメアの重要性は半世紀以上前から指摘され,1970年代に入って … 続きを読む

カテゴリ 1996年4月号, 記事

巨大な銀河爆発

 活動的な銀河の中心部からは,信じられないくらいの膨大なエネルギーが放出されている。それはまさしく「超大爆発」と呼ぶべきものだ。この銀河爆発の駆動力としては「巨大なブラックホール」が考えられている。大きさは太陽程度なのに … 続きを読む

カテゴリ 1996年4月号, 記事

全地球測位システムGPS

 カーナビゲーションでおなじみの全地球測位システム(GPS)は,はるか2万km上空の宇宙空間を飛び回る24個の人工衛星からなり,衛星が送信する電波を受信すると,地上の受信機の位置を正確に教えてくれる。もともとは冷戦時代に … 続きを読む

カテゴリ 1996年4月号, 記事

「こころ」を測る

 「こころ」あるいは「感情(感性)」は以前から哲学者,心理学者の大きな関心事であり,主要な研究対象であった。しかし近年,脳・神経科学の分野が重視されるとともに,工学的な手法でこの「感情とは何か」に迫ろうとする研究が始まっ … 続きを読む

カテゴリ 1996年4月号, 記事

大陸地殻の進化

 陸地の上にすんでいる私たちは,その存在を当たり前のことのように考えている。しかし,実際には地球は海に覆われた水惑星で,大陸が地球史を通じて存在し続けていること自体が特異なことなのである。玄武岩からなる海洋底と,密度の低 … 続きを読む

カテゴリ 1996年3月号, 記事

半導体産業における技術と経済性

 半導体チップ上のトランジスタ集積度は18カ月で2倍ずつ増えている。この驚異的なペースが電子・情報機器の高性能化と低価格化に拍車をかけ,世界中で年間数千億ドルの売り上げと,数百万人もの雇用を支えているといっても過言ではな … 続きを読む

カテゴリ 1996年3月号, 記事

カロリー制限が老化を遅らせる

 人類の永遠の夢のひとつに近づいているのかもしれない。若さを長く保つ方法が見つかったようなのだ。もちろん,まだ動物での実験の段階だ。しかし,実験途中のサルでも有望な結果が出ている。少なくとも人間には当てはまらないとする確 … 続きを読む

カテゴリ 1996年3月号, 記事

核物質密輸の脅威

 旧ソ連諸国に蓄えられているウラン,プルトニウムなどの核物質を,軍事的な野心を抱く国に横流しようとする事件が頻発している。近年,ドイツやトルコで露見した密輸事件はお粗末で,報道ぶりもおおげさだったが,もし軍事転用に成功し … 続きを読む

カテゴリ 1996年3月号, 記事

脊椎動物の移動と神経ネットワーク

 私たちは,歩くといった動作をふだん何気なく行っている。しかし,細胞レベルで考えると,100以上の筋肉の動きを調節した,非常に複雑な仕事であることがわかる。歩く,這う,走る,跳ねるといった脊椎動物のロコモーション(移動運 … 続きを読む

カテゴリ 1996年3月号, 記事

新局面を迎えた超弦理論

 物理学者は,宇宙のすべての現象をたった1つの方程式で記述できるような最終理論(TOE)を追い求めている。そのために現在最も期待を集めているのが「弦理論」である。弦理論では,物質の最小の単位は小さな“ひも”であると考える … 続きを読む

カテゴリ 1996年3月号, 記事

原生生物の世界―動物界と植物界の間

 すべての生物を動物と植物に分類するという方法に,生物学者の多くは長い間悩まされてきた。この状況を打破したのが,ホイタッカーの「五界説」である。動物界,植物界のほかに,バクテリアからなる原核生物(モネラ)界,単細胞真核生 … 続きを読む

カテゴリ 1996年3月号, 記事

すばる構造図

 安定で重力変形を単純にするため,すばる望遠鏡の回転支持構造は経緯儀型になっている。また,各種のゆらぎを避けるため,最下部の水平回転レールは,地上 から14mのコンクリート柱の上に設置する。構造物の重量を薄い油膜で支持す … 続きを読む

カテゴリ 1996年2月号, 記事

嚢胞性線維症

米国で最もよく知られる遺伝性疾患の1つ「嚢胞性線維症(のうほうせいせんいしょう)」は,病気の原因となる変異遺伝子を2つもつ人が発病する劣性の遺伝病である。米国の白人の20人に1人がこの遺伝子を1本もつ保因者である。米国で … 続きを読む

カテゴリ 1996年2月号, 記事

意識をどのように研究するか

 神経科学的な手法で,意識の本質を解き明かすことができるだろうか? 著者の答えは「ノー」である。神経科学者は,外界からの刺激を脳が処理する過程については,いずれは完全に説明できるようになるだろう。しかし,それだけでは意識 … 続きを読む

カテゴリ 1996年2月号, 記事

米国・カナダ太平洋岸の巨大地震

 米国・カナダ太平洋岸の巨大地震 R. D. ハインドマン 巨大地震が定期的に襲う場所では,小さな地震が頻繁に起こることが多いが,この考え方が当てはまらない地域もある。プレートが他のプレートの下に潜り込むとき,押し上げら … 続きを読む

カテゴリ 1996年2月号, 記事