カテゴリ : 記事

デマ拡散のメカニズム

ソーシャルメディアによって,誤った思い込みが前例のない規模で拡散している。著者らは誤情報が人々のネットワークを通じてどう広がるかをモデル化した。そして,「社会的信頼」と「同調性」がコミュニティの合意形成プロセスに影響して … 続きを読む

カテゴリ 2019年12月号, 記事

嘘をつく動物たち

相手を欺くのは人間だけではない。実に様々な動物が偽情報キャンペーンを展開している。カムフラージュや擬態によって,自分と同種の仲間や別の種の動物を誤解させるのが一例だ。意図的に偽情報を発信している場合,それは「戦術的欺き」 … 続きを読む

カテゴリ 2019年12月号, 記事

選挙を狙うハッキング攻撃

米国の選挙システムにはサイバーセキュリティー上で大きな脆弱性がある。システムが証拠ではなく安全信仰に基づいているのが一因だ。海外の攻撃者が有権者登録名簿や投票装置にアクセスし,結果に影響を及ぼすか,混乱や疑念の種をまく恐 … 続きを読む

カテゴリ 2019年12月号, 記事

腐敗は伝染する

腐敗行為は経済と社会制度,民主主義の構造を傷つける。贈収賄に接すること自体が,本質的に堕落を生じうる。道義にもとる行為が社会全体に広がるのは,これが一因になっていると考えられる。社会規範は倫理的行動に影響する。だが意外な … 続きを読む

カテゴリ 2019年12月号, 記事

情報操作社会に生きる

人間は生来,感情的な刺激に反応しやすく,もともと持っていた信念あるいは偏見を強めるものなら誤情報でも共有する。ところがソーシャルプラットフォームの設計者たちは,人のつながりは寛容をもたらし,憎しみを緩和すると信じて疑わな … 続きを読む

カテゴリ 2019年12月号, 記事

自己不確実感が社会を脅かす

社会の急激な大変化は人々の自己意識とアイデンティティーを脅かしかねない。そうした自己不確実感が動機となって,人はより強い集団アイデンティティーを求め,確証バイアスとポピュリズムを高めるような指導者を好むようになっている。 … 続きを読む

カテゴリ 2019年12月号, 記事

エラーバーの読み方

意思決定を助けるために科学者や様々な機関が提供するデータは不確実性を含んでいる。情報をわかりやすく視覚化する手法はこの不確実性を明確に示すのに役立ちうるが,逆に混乱をひどくする場合もある。人間の推論法を調べた多くの研究か … 続きを読む

カテゴリ 2019年12月号, 記事

過剰な心配,過小な心配 リスク判断の心理学

私たちは日常生活で直面しているリスクをどれくらい正確に理解しているのだろうか。   人々に溺死や肺気腫,殺人などによる年間の死者数を見積もってもらった調査によると,私たちは殺人や竜巻などの人目を引く,あるいはよ … 続きを読む

カテゴリ 2019年12月号, 記事

大特集:真実と嘘と不確実性

科学は真偽を決める客観的な物差しだと考えられている。だが実のところ,客観的な「真実」とは何かを決めるのは,科学にとっても難しい。物理学では実在とは何かを問う議論が決着せず,数学の扱う対象が人間と無関係に存在するのかどうか … 続きを読む

カテゴリ 2019年12月号, 記事

生理学・ 医学賞:低酸素環境に応答するメカニズムの解明

アスリートが高地トレーニングによって身体を鍛えるように,私たちの体は酸素の薄い環境に徐々に適応する能力を持っている。私たちは五感で直接捉えられない酸素の量を一体どうやって感知し,順応しているのだろうか。2019 年のノー … 続きを読む

カテゴリ 2019年12月号, 記事

物理学賞:現代宇宙論の確立と系外惑星の発見

2019年のノーベル物理学賞は私たちの宇宙観に大きな転換をもたらした宇宙分野の研究者に授与される。現在のビッグバン宇宙論の基礎を1960年代半ばに築いた米プリンストン大学のピーブルス(James Peebles)名誉教授 … 続きを読む

カテゴリ 2019年12月号, 記事

電極革新が生んだ新電池

リチウムイオン電池は現代社会のエネルギーインフラの1つだ。スマートフォンをはじめとするモバイル機器に幅広く搭載され,誰もが毎日使っている。2019年のノーベル化学賞には,リチウムイオン電池の核となる発明をした吉野彰・旭化 … 続きを読む

カテゴリ 2019年12月号, 記事

膨大な分析と柔軟な発想 オートファジーに迫る:野田 展生

生命活動に不可欠なタンパク質の構造解析の専門家 細胞の重要現象,オートファジーの解明で成果を上げた 膨大な分析と柔軟な発想で構造生物学に革命をもたらそうとしている    微生物化学研究所(微化研,東京都品川区) … 続きを読む

カテゴリ 2019年11月号, 記事

氷が消える海

北極海では気温が上がると海氷が減り,海氷が減るとさらに気温が上がるフィードバック機構により,海氷減少と気温の急上昇が続いている。今後,地球温暖化の原因となる二酸化炭素の排出を一切やめたとしても,海氷減少は止まらず,今世紀 … 続きを読む

カテゴリ 2019年11月号, 編集部のピックアップ, 記事

北極海争奪戦

北極海の海底について沿岸各国が権利を主張している。先行したのはノルウェーで,北極海海底の3区画に関するデータを2006年に大陸棚限界委員会(CLCS)に提出した。同委員会はこうした権利請求が科学的に適切かどうかを審査する … 続きを読む

カテゴリ 2019年11月号, 記事