日経サイエンス  2019年12月号

特集:真実と嘘と不確実性

デマ拡散のメカニズム

第2部 嘘という行為

C. オコナー J. O. ウェザオール(ともにカリフォルニア大学アーバイン校)

ソーシャルメディアによって,誤った思い込みが前例のない規模で拡散している。著者らは誤情報が人々のネットワークを通じてどう広がるかをモデル化した。そして,「社会的信頼」と「同調性」がコミュニティの合意形成プロセスに影響していることを見いだした。また,このモデルにプロパガンディスト(宣伝者)を加えると,十分な科学的エビデンスが得られている場合でも人々の信念を容易に操作できることがわかった。

著者

Cailin O’Connor / James Owen Weatherall

オコナーはカリフォルニア大学アーバイン校の准教授,ウェザオールは同校の教授であり,ともに論理学と科学哲学を研究している。「The Misinformation Age: How False Beliefs Spread」(エール大学出版局,2019年)を共著。2人は数理行動科学研究所のメンバー。

原題名

Why We Trust Lies(SCIENTIFIC AMERICAN September 2019)

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