日経サイエンス  2019年11月号

特別リポート:生殖医療の現在

国際比較:妊産婦死亡率

M. R. マクレモア(カリフォルニア大学サンフランシスコ校)

出産時に死亡する女性の数は幸い世界的に減少傾向にあるが,米国では上昇している。現在では1987年に比べて2倍に増え,毎年800人近い妊産婦が死亡している。最も衝撃的なのは人種による差が大きいことで,黒人女性が心臓の問題や出血といった妊娠関連の原因で死亡あるいは重い合併症に襲われる割合は黒人以外の女性の3〜4倍に達している。

著者

Monica R. McLemore

カリフォルニア大学サンフランシスコ校で家族看護学科の助教および生殖看護新標準推進プログラムの臨床科学者を務めている。ザッカーバーグ・サンフランシスコ総合病院で診療に従事。

原題名

How to Reduce Maternal Mortality(SCIENTIFIC AMERICAN May 2019)

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