日経サイエンス  2019年5月号

巨大モササウルスの海に迫る

スミソニアン博物館からのレポート

西村 絵(日本経済新聞)

今から9800万〜6600万年前,地上で恐竜が闊歩していた時代に,海で覇を競っていたのが大型海生爬虫類モササウルスだ。近年,アフリカのアンゴラ共和国で行われた大規模な発掘調査で,モササウルスや首長竜,貝類や魚類などの化石が大量に見つかり,白亜紀後期の海の生態系の様子が浮かび上がってきた。モササウルスは共食いしたり近縁の種と争ったりしながら,熾烈な生存競争を繰り広げていたようだ。

著者

西村 絵(にしむら・かい)

北海道大学大学院地球環境科学研究科修士課程修了。日本経済新聞社科学技術部次長。2015〜2018年に在米,スミソニアン国立自然史博物館のオーシャンホールで海洋生物展示のガイド役を務めた。2005〜2006年に日経サイエンス編集部に在籍。

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