日経サイエンス  2019年4月号

CO₂ 1兆トン除去は可能か

R. コニフ(サイエンスライター)

地球温暖化を1.5℃以内に抑えるには,二酸化炭素(CO2)の正味排出量をゼロにしても,もはや不十分だとみられている。今世紀中に1兆トンのCO2を大気から取り除く「マイナス排出」が必要だろう。最新の解析によると,空気からCO2を直接回収する装置は今世紀中に2500億トンを除去でき,森林再生で1800億トンを回収可能だ。複数の手法をどう組み合わせるのが最適か,見極めが重要となる。

著者

Richard Conniff

サイエンスライター。多くの雑誌に執筆している。著書に『新種発見に挑んだ冒険者たち』(邦訳は青土社,2012年)など。

関連記事
CO₂回収 夢と現実」,D. ビエッロ,日経サイエンス2016年4月号。

原題名

The Last Resort(SCIENTIFIC AMERICAN January 2019)

サイト内の関連記事を読む

キーワードをGoogleで検索する

ネガティブエミッションパリ協定カーボンバジェット二酸化炭素回収貯留土壌炭素隔離バイオ炭CO2回収貯留つきのバイオマス発電(BECCS)強化風化海洋施肥