日経サイエンス  2018年11月号

薬の効き目を左右する細胞内時計

V. グリーンウッド(サイエンスライター)

 私たちの遺伝子の多くは1日の間に発現が周期的に増減している。一方で,広く用いられている100種類の薬のうち半数以上がそうした発現リズムのあるタンパク質を標的にしている。つまり,投薬時刻が薬の有効性にとって重要なのだ。薬の安全性と有効性を最大化することを目指して,投薬のタイミングを調整する試みが進んでいる。「時間医学」という新分野だ。

著者

Veronique Greenwood

サイエンスライター兼エッセイスト。New York Times紙,Atlantic誌,National Geographic誌などに寄稿している。

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「体のあちこちで働く末梢時計」,K. C. スンマ/F. W. テュレック,2015年5月号

原題名

The Clocks within Our Cells(SCIENTIFIC AMERICAN July 2018)

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