日経サイエンス  2018年11月号

フロントランナー挑む 第86回

原動力は宇宙への憧れ小惑星に資源を探す:宮本英昭

小玉祥司(日本経済新聞編集委員)

火星表面の水の研究や小惑星「イトカワ」の分析で知られる
小惑星「リュウグウ」に到着した探査機「はやぶさ2」の計画にも参画
水や鉱物の有無を探り将来の小惑星資源の活用を見据える

 

 

惑星や小惑星を調査する探査機が続々と打ち上げられ,太陽系に関わる科学は長足の進歩を遂げつつある。東京大学教授の宮本英昭は,火星や探査機「はやぶさ」がサンプルを持ち帰った小惑星「イトカワ」などの研究をリード。小惑星「リュウグウ」に到着した「はやぶさ2」などの計画にも参画し,将来の宇宙資源の活用を見据えた研究に取り組んでいる。 (文中敬称略)

宮本英昭(みやもと・ひであき)
東京大学教授。1970年千葉県生まれ。1995年東京大学理学部卒業,1999年東京大学大学院理学系研究科博士課程中退,2000年博士(理学)取得。東大大学院工学系研究科助手,米アリゾナ大学月惑星研究所客員研究員,東大総合研究博物館准教授などを経て,2016年より現職。2006年から米国惑星科学研究所連携研究員。