日経サイエンス  2018年10月号

変貌する感染症の脅威

気候変動で広がる人獣共通感染症

L. パーシュリー(ジャーナリスト)

動物とヒトで同じ病気を引き起こす「人獣共通感染症」の拡大が,気候変動によって加速されることがわかってきた。 アフリカで猛威を振るうリフトバレー熱は蚊が媒介するリフトウイルスが原因だが,病原体が発見された1931年以降,リフトバレー熱の爆発的な流行がエルニーニョ・南方振動のパターンと連動して発生している可能性が高い。 気象と人間活動,動物と人間の相互作用を解明することでアウトブレイクを回避する方策が求められている。

著者

Lois Parshley

フリージャーナリスト。Harper's Magazine 誌やAtlantic誌,Wired誌など多数の雑誌に寄稿している。2017〜2018年のミシガン大学のナイト・ウォレス・ジャーナリズム特別研究員で,Popular Science誌とForeign Policy誌の元編集者。

原題名

Catching Fever(SCIENTIFIC AMERICAN May 2018)

サイト内の関連記事を読む

キーワードをGoogleで検索する

人畜共通感染症リフトバレー熱気候変動エピデミックパンデミック顧みられない熱帯病エルニーニョ温暖化ワンヘルス南アフリカ共和国世界健康安全保障アジェンダ(GHSA)