日経サイエンス  2018年8月号

温暖化に強いサンゴを作る

R. オルブライト(カリフォルニア科学アカデミー)

 海水温の上昇でサンゴが死んでいる。過去30年で世界のサンゴの約半分が失われた。2050年を越せるのはたった10%だろうとの推定もある。現在,サンゴ礁の生態系を保存して回復させるための大胆で独創的な方法が試みられている。例えば,サンゴに温度ストレスを加えることで白化への抵抗力を高める方法だ。これらの方法で地域規模ではサンゴ礁を再生できるだろうが,世界規模での復活は容易ではない。

著者

Rebecca Albright

サンゴを専門とする生物学者で,カリフォルニア科学アカデミーのキュレーター。サンゴ礁の生態系が環境条件の変化にどう対処しているかを研究している。

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原題名

Can We Save the Corals?(SCIENTIFIC AMERICAN January 2018)

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