日経サイエンス  2018年6月号

地上最強のアゴ

G. M. エリクソン(フロリダ州立大学)

ワニは現生動物のなかで噛む力が最も強い。著者たちはワニの“かみつく力”を測るスリル満点の研究を行い,水辺の環境を何千万年も支配してきた摂食生体力学を解明,その進化を読み解いた。また,これらのデータを用いて恐竜ティラノサウルス・レックスの咬合力を推定する初の現実的なモデルを開発。咬合力は現生の最大のワニの2倍の約3.6トン,歯が及ぼす圧力はあらゆる動物で最大だったと推定される。

著者

Gregory M. Erickson

フロリダ州立大学の解剖学・古脊椎動物学の教授。現生爬虫類と化石爬虫類の摂食生体力学と成長速度を研究している。

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特集:ティラノサウルス「化石に隠されていた意外な生態」,G. M. エリクソン,日経サイエンス1999年12月号。

原題名

The Baddest Bite(SCIENTIFIC AMERICAN March 2018)

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