日経サイエンス  2018年2月号

フロントランナー挑む 

超高エネニュートリノで宇宙のロマン探る:石原安野

内村直之(科学ジャーナリスト)

南極点の氷の中にあるニュートリノ望遠鏡「IceCube」
そこで世界で初めて超高エネルギーニュートリノを見つけた
極微素粒子で探る宇宙のロマンの行き先は……

 

南極点の東京ドーム800個分に相当する氷の中にあるニュートリノ望遠鏡「IceCube」。そこで千葉大学准教授の石原安野らが超高エネルギーの素粒子ニュートリノを世界で初めて見つけた。極微素粒子で宇宙のロマンを探ろうとしている。       (文中敬称略)

石原安野(いしはら・あや)
千葉大学ハドロン宇宙国際研究センター准教授。1974年,静岡県富士宮市で生まれ横浜で育つ。埼玉・自由の森学園中高を経て98年東京理科大学理学部第二部物理学科卒業。2004年テキサス大学オースティン校大学院博士課程修了。05年からウィスコンシン大学博士研究員として国際共同ニュートリノ観測「IceCube」実験に参加。千葉大研究員を経て16年から現職。17年若手女性科学者に与えられる猿橋賞受賞。