日経サイエンス  2017年10月号

温暖化対策の要 インドへの処方箋

V. シバラム(外交問題評議会)

米トランプ政権がパリ協定からの離脱を発表し国際社会からひんしゅくを買っているが,地球温暖化抑止に関してはさらに大きな問題が別にある。人口と生活水準が急上昇しているインドだ。このままでは今世紀半ばまでに世界最大の二酸化炭素排出国になるだろう。インド政府は意欲的な行動計画を打ち出しているが,実現は容易ではない。不安定な送電網やエネルギー効率の改善など,課題と対策を具体的に示す。

著者

Varun Sivaram

外交問題評議会(CFR)のフェローとしてエネルギー安全保障・気候変動プログラムを率いている。ジョージタウン大学の特任教授でもある。2015年の本誌に,太陽電池の素材としてシリコンに代わる可能性を持つペロブスカイトに関する記事を共著した(「日本発の期待の新人 ペロブスカイト太陽電池」,日経サイエンス2015年10月号)。

 関連記事
離陸する再生可能エネルギー」,D. M. カメン,日経サイエンス2006年12月号。
India to Build World's Largest Solar Power Plant:インドの太陽光発電に関する追加情報。

原題名

The Global Warming Wild Card(SCIENTIFIC AMERICAN May 2017)

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