日経サイエンス  2017年10月号

謎のボヤジアン星

K. カルティエ J. T. ライト(ともにペンシルベニア州立大学)

ケプラー宇宙望遠鏡が奇妙な星を発見した。「ボヤジアン星」と呼ばれるこの星は20%もの減光が散発的に発生するほか,100年ほど前から徐々に暗くなっているらしい。原因として,ガスと塵の円盤,恒星間を漂う星間物質,彗星の大群,ブラックホールまで様々な可能性が考えられているものの,いずれでも説明は難しい。高度な文明を持つ宇宙人の活動の反映であるとするセンセーショナルな説まである。

著者

Kimberly Cartier / Jason T. Wright

カルティエはペンシルベニア州立大学の大学院博士課程で天文学・天体物理学を専攻。専門は系外惑星とその親星の研究。科学コミュニケーション活動にも力を入れている。ライトは同大学の系外惑星・ハビタブル天体センターの天文学・天体物理学の准教授で,地球外知的生命体の探索にも関わる。系外惑星とそれらが回る恒星を研究している。

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系外衛星を発見? 第2の土星リング」,M. ケンワージー,2016年4月号。

原題名

Strange News from Another Star(SCIENTIFIC AMERICAN May 2017)

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KIC8462852ケプラー宇宙望遠鏡系外惑星 ダイソン球トランジット変光星