日経サイエンス  2016年9月号

重力波の“超新星”も相次ぎ発見

中島林彦(編集部)

重力波望遠鏡LIGOは2015年9月から2016年1月まで4カ月間稼働した後,さらなる感度向上のため観測を休止して装置の調整を行っている。4カ月間の観測で,重力波が爆発的に放出される天体現象,いわば重力波の“超新星”の出現を2回,つまり2カ月に1回の頻度で捉えたことになる。重力波の可能性が高いシグナルを入れると,検出頻度はさらに高くなる。しかもこれらはいずれもブラックホール連星の合体で生じた重力波の爆発的な放出で,こうした重力波天体がこれほどの頻度で観測されるとは,ほとんどの天文学者は予想していなかった。4カ月間の観測で明らかになった「重力波で見た宇宙」の状況を紹介する。

 

 

再録:別冊日経サイエンス215 「重力波・ブラックホール 一般相対論のいま」

著者

中島林彦

日経サイエンス編集長

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