日経サイエンス  2016年8月号

フロントランナー挑む 第62回

人工知能の可能性信じグランドチャレンジを主導:松原仁

吉川和輝(日本経済新聞編集委員)

無謀と思われるコンピューター将棋研究を立ち上げ,流れを変えてきた
今は文学賞「星新一賞」にAIで創作し応募するプロジェクトを仕掛ける
いずれはAIに創造性を持たせることができるかもしれない

 

3月21日,東京都港区にある電通ホール。人工知能(AI)に小説を書かせることを目指す研究者たちが報告会を開いた。理系文学賞の第3回日経「星新一賞」に応募した作品の創作過程などを研究者が解説した。冒頭,報告に立ったのが「きまぐれ人工知能プロジェクト 作家ですのよ」の全体統括を務める,公立はこだて未来大学教授の松原仁だった。   (文中敬称略)

 

 

再録:「挑む!科学を拓く28人」」
再録:別冊日経サイエンス216 「AI 人工知能の軌跡と未来」

松原仁(まつばら・ひとし)
公立はこだて未来大学システム情報科学部教授。 1959年東京都生まれ。1986年東京大学大学院工学系研究科情報工学専攻博士課程修了。同年通産省工業技術院電子技術総合研究所(現産業技術総合研究所)入所。2000年公立はこだて未来大学教授。2016年4月同大副理事長。この6月まで2年間人工知能学会会長を務めた。編著書に『コンピュータ将棋の進歩』シリーズなど。

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