日経サイエンス  2016年2月号

特集:古代エジプトの社会と科学

覆る定説 ピラミッドを築いた人々

Z. ゾーリッチ(フリーライター)

エジプトのギザのピラミッドを研究する考古学者は長年,その土木・建築技術を重点的に研究してきた。しかし,ピラミッドの真の重要性は,その建設のために社会インフラが確立されたことにある。ギザの近くの古代都市「ヘイト・エル=グラブ」と,同時代に栄えた紅海の港「ワディ・エル=ジャルフ」で新たに発見された遺物から,古代エジプトの歴代の王がピラミッド,とりわけクフ王が大ピラミッドを建てるために確立した統治や労働,交易の社会システムがどのようなものであったかが明らかになってきた。そうした社会インフラは長期にわたってエジプトに莫大な富をもたらし,交易相手国の経済も豊かにした。

 
 
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著者

Zach Zorich

コロラド州を拠点に活躍するフリーのライターで,Archaeology 誌の寄稿編集者。日経サイエンス2015年3月号掲載の「嵐の神の物語 マヤの古代都市ホルムル」も執筆。グアテマラで発見されたマヤ文明のフリーズ(装飾壁)に関する記事だ。

原題名

The Pyramid Effect(SCIENTIFIC AMERICAN November 2015)

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